かるたーの大阪野球マガジン

【高校野球】第106回全国高校野球選手権大阪大会準々決勝 14日目のまとめ【大阪】

25日に準々決勝4試合が行われた。結果は以下のようになった。

準々決勝

◆シティ信金スタ(舞洲)

大阪桐蔭 73 早稲田摂陵

履正社 90 大産大付(7回コールド)

◆南港中央

大商大高 30 東大阪大柏原

東海大大阪仰星 75 上宮

結果として、大阪桐蔭と履正社の二強と大商大高、東海大大阪仰星の春の四強組が準決勝へ進出。春に決勝を戦った大院大高と興國は敗退したが、順当な顔ぶれといったところだろう。

履正社が強豪との連戦でありながらコールドで大勝しながら、ここまで勝ち進んでいる。しかも、ここまで無失点と守りの方も盤石だ。対する大阪桐蔭は履正社のように強豪相手でも圧倒するような戦いは見せていないが、効果的に追加点を奪い、相手に主導権を握らせずに勝ち進んでいる。新チーム当初から懸念材料だった守りの面でやや綻びがあるが、履正社の強力な投手陣相手に打線がカバーできるかが準決勝の勝負の焦点となるだろう。また、ラマルに一発が出たのは好材料。この選手の活躍もキーとなる。

大商大高は2回表に取った3点のリードを守り切り、東大阪大柏原との接戦を制した。粘りあいなら、負けないとばかりにワンチャンスを生かした堅実な野球でこの夏も勝ち進んできた。相手は3位決定戦で敗れた東海大大阪仰星との再戦になる。仰星はこの日もビッグイニングを作るなど、勢いに乗ったら止まらない打線が持ち味。春と同じ轍を踏まないためにも相手の勢いを削ぐように好守、堅守で投手、スタンドを盛り立てたい。ちなみに大商大高の夏の準決勝進出は創立当初の校名である城東商時代の1939年以来、85年ぶり。まだ、春夏ともに甲子園の出場はないどころか準決勝に勝利すれば決勝進出も初となる。一方の仰星は夏の準決勝進出はこの10年ぐらいでも何度かあるものの、この準決勝の壁がなかなか破れないでいる。果たして、この夏はその壁を乗り越えることができるか。

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