かるたーの大阪野球マガジン

令和6年度秋季近畿地区高等学校野球大会大阪府予選 9日目

9月28日に行われた残りの4回戦の結果を掲載する。なお、この日から一部は非公開だが、球場での有観客試合となった。試合結果は以下の通り。

9月28日

すべて4回戦

萩谷

履正社 81 関大北陽(8回コールド)

市岡 94 箕面学園

シティ信金スタ(舞洲)

上宮太子 31 生野

早稲田摂陵 142 阪南大高(7回コールド)

近大付 94 太成学院大高

南港

大阪偕星学園 30 明星

東大阪大柏原 10 星翔

興國 41 千里青雲

くら寿司スタジアム堺

初芝立命館 32 大産大付

大商大堺 43 大体大浪商

非公開

大院大高 30 泉陽

大阪電通大高 100 春日丘(7回コールド)

非公開2試合を除けば、4球場で以上の試合が行われた。私は南港に行ったので、3試合の試合記事は後日、掲載したい。

他球場の結果を見てみよう。注目の一戦となったのは萩谷の履正社と関大北陽の一戦だ。8回コールドで履正社が関大北陽を下し、こちらも上々の仕上がりに見える。次戦は興國との対決となる。この世代では府内屈指の左腕の若林獅童の状態次第か。4回戦で完投したため、連投となると状態が気になるが、投げるボールの質は二強相手でも十分抑え込めるはずだ。逆に履正社も投手起用が鍵になりそうだ。

また、萩谷の第二試合では伝統校の市岡が箕面学園に打ち勝った。これで16強入りを果たした。全国で15校しかない夏の選手権出場皆勤校の一つが21世紀枠候補に名乗り出るか期待がかかる。

南港の3試合はどれもロースコアの接戦になったが、舞洲は接戦もあれば点差のついた試合も。早稲田摂陵が阪南大高を圧倒。状態はかなり良さそうだ。くら寿司スタジアム堺の2試合は強豪私学同士らしい接戦となった。見ごたえのある試合が展開されたことだろう。

非公開となった2試合は大院大高、大阪電通大高がそれぞれ公立校相手に勝利。大阪電通大高は春日丘を圧倒したが、大院大高は泉陽に食らいつかれたか。経験豊富な上級生が抜けて、戦力低下が懸念された泉陽だが、今年もチーム力は高そうだ。大阪電通大高は以前に紹介した木製バットのリーグ戦「電通カップ」の成果が出ているか。新基準バットになっても打ち勝つ野球を体現できているここまでの戦いだ。

29日も2試合で非公開の試合があるが、舞洲と南港で5回戦の3試合がそれぞれ行われる。8強を決める戦いになるので、熱い試合が展開されることだろう。

ところで、この日の南港の3試合は一塁側には、

大阪偕星学園・樋口一紀監督(元ロッテ、中日など)、東大阪大柏原・土井健大監督(元オリックスなど)、興國・喜多隆志監督(元ロッテなど)と見事に元プロ野球出身の監督が揃った。大阪も元プロ出身の監督が増えてきたなと実感する1日であった。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ