かるたーの大阪野球マガジン

2024年ドラフト 大阪の高校球児の指名は?

2024年1024日にプロ野球ドラフト会議が行われた。今年も多くのアマ野球、独立リーグの選手たちがNPBへの世界へと入った。

大阪の高校生からは以下の4名がプロ志望届を提出した。

大阪学院大高 今坂幸暉

大阪学院大高 志水那優

汎愛 森口大雅

大阪桐蔭 ラマル・ギービン・ラタナヤケ

指名結果は以下の通りに。

オリックス育成1位 大阪学院大高 今坂幸暉

西武育成3位 大阪桐蔭 ラマル・ギービン・ラタナヤケ

今年は支配下の指名はなく、育成での指名のみとなった。また、志水、森口の二人は残念ながら指名漏れとなった。

他に大阪の高校出身選手では三菱重工West・竹田祐(履正社高→明治大)がDeNAから1位指名、明治大・浅利太門(興國高)が日本ハムから3位指名、東洋大・岩崎峻典(履正社高)がソフトバンクから6位指名を受けた。竹田は大学、昨年の指名漏れを経験しての3度目の正直でドラフト1位を勝ち取った。2017年春のセンバツでは大阪決戦を戦った大阪桐蔭時代のエースだった徳山壮磨とチームメイトになる。東洋大・岩崎は履正社高時代の同期である田上奏大と再びチームメイトになり、同じく同期である内星龍は楽天ではすでに先発ローテに入る活躍を見せている。いつかは投げ合いを見てみたいものだ。明治大の浅利は興國高時代から角度のあるボールが持ち味だったが、この強みとスタイルを生かせるか。明治大の同期で楽天1位指名を受けた宗山塁を抑えたい。

◆オリックス育成1位指名の大院大高・今坂幸暉「今後は両親、監督と話し合って……」

さて、私はドラフト当日は大阪学院大高に赴いた。同校から直接、プロ野球選手が誕生するとなれば、江夏豊(元阪神など)や筒井良紀(元南海、ドラフト外)以来。高校側もドラフトの対応はほぼ初めてと言っていい手探りな状況の中で20204月にオープンした食堂にて会見が行われた。

ドラフト会議が始まる17時前に今坂、志水の二人が着席。角田聡校長(写真、右端)が会見に集まった人たちに向けて挨拶

17時半頃に辻盛英一監督が遅れて到着。

西武が齋藤大翔(金沢高)を1位指名した時には辻盛監督が「意外やな」と問いかける場面も。6月頃までは齋藤よりも今坂を評価していた球団もあったようだが…

結果は前述の通り、今坂がオリックスから育成1位での指名を受けた。本人にとってはオリックスは希望していた球団の一つではあった。

(残り 1181文字/全文: 2361文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ