就職に強い瀬田工の教えとは
最近では何かと話題になる人手不足。特に高卒の求人は引く手あまたとなっている。
その中でも就職に強いと評判なのが滋賀県大津市にある瀬田工。今年度の3年生は約140人の就職希望者に対して、約720人の求人があったそうだ。
特に体力があり、礼儀を教え込まれている野球部員は企業から大人気。例年は部員の8割前後が就職の道を選び、今年度卒業の3年生も関西電力、東洋紡、東レなど多くが有名企業に進む。OBの小椋和也監督は、卒業後の進路を見据えた指導を行っているという。
「滋賀県は工場が多いので、滋賀県の産業社会の基盤は工業高校生が支えると思って指導してます。だから、『滋賀県の工業社会というのは、 お前たちが支えていくんやで』ということは伝えてますね」

小椋和也監督
まず、大前提として、学校の面倒見の良さが就職があると小椋監督は話す。
「キチッとさせたいという教員の思いが企業さんにちゃんと伝わっているんじゃないかなと思いますね。挨拶であったりとか、授業の受け方、身の回りの整理整頓、そういったところをすぐにはできないので、3年間で育てて送り出す。やっぱり、そこを信頼してもらってると思います」
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