愛工大名電発、立命大経由、ドラフト1位へ!有馬伽久が見せた成長の証
4月5日に関西学生野球連盟春季リーグ戦が開幕。第1節では関学大、近大、立命大が勝ち点を獲得した。
このカードで圧巻のパフォーマンスを見せたのが立命大のエース・有馬伽久(3年=愛工大名電)。5日の1回戦では関大を相手に3安打2四球13奪三振で107球完封。7日の3回戦では疲れが残る中でも5回を投げて、3安打3四死球7奪三振で無失点と粘りの投球で今季2勝目を挙げた。
1年生からリーグ戦で活躍してきた有馬だが、今年に入って一段階上の投手になった印象を受ける。その要因を投球内容と本人の証言から照らし合わせていきたい。
新球・ツーシームの習得

2試合で14回無失点に抑えた立命大の有馬伽久
やはり、一番の要因はツーシームの習得だろう。昨年までは投げていなかったが、この冬から練習で投げるようになり、開幕戦でお披露目となった。
左投手はストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップを主体とする投手が多い。有馬も例に漏れず、昨年までは最速149キロのストレートと鋭く曲がるスライダーを武器にする投手だった。
特に左打者に対してはストレートとスライダーの2球種で勝負することが多い。対策されることを想定していた有馬は「何か落ちるボールが欲しい」とツーシームを習得することに決めた。
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