彦根総合・宮崎裕也監督コラム「人から人間へ」 第5回:新入生に教えていること
今回は彦根総合高校野球部で新入生にミーティングで話していることについて語っていきたいと思います。
野球は人生の一部
野球部なので、野球の技術を高めることは大事ですが、ピッチャーで160キロを投げられたとか、バッターで何百本とホームランが打ったというのは、野球の世界でだけ通用することです。
野球に限らず、スポーツでは学ぶべきことが色々あります。諦めない気持ちであるとか、我慢する力であるとか、競争すること。そういったことを指導者は一番伝えたいのです。
勝つ時もあれば、負ける時もあります。負けた時にもう立ち上がれなくなるのか、負けから何かを学んでもう一回立ち上がるのか、そこで人間としての力量が変わってきます。負けや失敗から生まれるのは、諦めない気持ちや我慢する力です。
私たちが教えるようなことは、野球にも役に立つけれど、野球以外にも役立つことばかりです。
野球も実生活の中では一部に過ぎません。
野球をやるということは全てでなく、自分が生きていく上の中の一部にするのです。自分が木であれば、野球は幹ではなく、葉っぱの一部です。
野球は全てではないということを勘違いせずに、頑張ってくれということを伝えています。
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