近江では山田陽翔との必勝リレーで甲子園4強を経験!龍谷大・岩佐直哉の現在地は
2021年夏の甲子園、山田陽翔(現西武)との継投で4強入りの立役者となった岩佐直哉。彼も龍谷大の4年生となり、早くも大学ラストイヤーとなった。

近江高時代の岩佐直哉
大学野球に苦戦も覚醒の兆し
「全然上手くいってないですね。大学生のレベルの高さだったり、自分の実力不足というのが大学に来てわかりました。ちょっとずつけど、進化してるのかなと思います」
ここまでの3年間をこう振り返る岩佐。夏の甲子園期間中に右肘を痛め、大学野球のスタートは出遅れた。
それでも1年秋の最終節でリーグ戦デビューを果たすと、2年生からは主にリリーフで登板機会を得ていく。しかし、昨年までの通算成績は25試合に登板して、防御率6.23と厳しい成績だった。
それが今年は一味違った姿を見せている。4月7日に行われた大経大との3回戦では先発して2安打11奪三振で完封。18日に行われた大院大との1回戦では「今、一番安定しているピッチャー。岩佐でひっくり返されたら仕方ない」と本郷宏樹監督からの信頼を受けて、1点リードの9回裏に登板した。
自己最速まであと2キロと迫る150キロを3回も計測するなど、ストレートの走りは上々。だが、「変化球の腕の振りが甘くなってしまった」と連打と四球で無死満塁と一打逆転サヨナラ負けのピンチを招く。
ここからが岩佐の本領発揮だ。まずはカットボールで空振り三振を奪うと、続く打者は「それどころじゃなくて覚えていなかった」と球種は覚えていないそうだが、落ちる球で空振り三振に仕留める。最後の打者もカットボールで空振り三振に打ち取り、三者連続三振で絶体絶命のピンチを乗り切った。

18日の大院大戦で登板した岩佐直哉
最終学年での飛躍を誓う
「開き直れたところが去年より成長したところですかね」と岩佐を評価した本郷監督。実際に本人も昨年までより自信を持って試合に挑むことができているという。
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