京滋ベースボールパーク(KBP)

将来が楽しみな選手がチラホラ 20日の彦根で気になった選手を紹介

20日は春季滋賀県大会2回戦が8試合行われた。管理人はHPLベースボールパークで行われた3試合を取材。結果は以下の通りである。

滋賀学園7-0彦根翔西館(8回コールド)

近江兄弟社14-0大津(6回コールド)

八幡工5-2水口

今回の取材で目に留まった好選手を紹介していきたい。

滋賀学園

島尻 琳正(1年)捕手、右投右打

1年生ながらスタメンに大抜擢。2回表に適時二塁打を放ち、起用に応えた。バッティングはコンタクト力に優れており、対応力が高い。守りでも非常に落ち着いており、甲子園で好投した先輩投手の球を難なくキャッチングできていた。将来は近畿圏を代表する好捕手になりそう。

彦根翔西館

西川 崇臣(3年)投手、左投左打

公式戦初登板ながら滋賀学園を6回まで3点に抑える好投。130キロ前後のストレートをストライク先行で投げており、実戦的な左腕である。体を大きく使って投げることができており、まだまだ伸びそうな予感がする。

谷口 琥太郎(2年)三塁手、右投右打

この試合では無安打に終わったが、力強いスイングを見せており、これから県内でも上位レベルの強打者になりそうな雰囲気を感じた。立派な体格をしているが、三塁守備でも軽快な動きを見せており、大学などでも続けてほしい素材だ。

近江兄弟社

中田 大貴(3年)投手、遊撃手、右投左打

抜群の野球センスを誇る。特に注目ポイントは打撃。どのようなボールに対しても芯で捉えることができ、この試合では5打数4安打3打点の大活躍。投手としても勝負勘に優れており、際どいコースにキレのある球を丁寧に投げ込む。元々は内野手で大学では野手として勝負する予定。強豪大学に進んでもスタメンを勝ち取れるだけの能力は持っている。

大津

野原 直太(3年)遊撃手、右投右打

主将としてチームをまとめる守備の要。ハンドリングに優れており、難しい打球も難なく捌く。この試合では送球エラーが2つあったが、それも難しい打球に追いつけたからこそ。アウトにできる打球が多く、投手にとっては頼もしい存在だろう。

八幡工

大野 翔真(3年)三塁手、右投左打

バットコントロールに優れた巧打者。3打数2安打4打点の活躍で勝利の立役者になった。思い切りの良さと確実性を兼ね備えており、チャンスで彼に回れば高確率で得点が期待できる。

上林 一歩(2年)投手、右投右打

最速138キロのストレートを投げ込む右腕。伸びのあるストレートを投げており、球速以上に威力を感じる。ストレートで空振りを取ることができており、ショートイニングであれば、押していく投球ができる。変化球の精度や制球力がさらに向上すれば、県内でも有数の投手になれるだろう。

水口

満留 琉輝(3年)投手、右翼手、左投左打

6回からリリーフして3回を無安打1四球の好投。テークバックの小さい独特のフォームから130キロ前後のストレートを投げ込む。球の出所が見えにくそうな投げ方をしており、初見で打ち崩すのは難しそうだ。打っても2番を任され、適時打を放つなど、投打で重要な役割を担っている。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ