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明豊が大分の秋9連覇を達成、柳ヶ浦は10年ぶり九州へ 秋季九州大会━━センバツへの道①

 

【第155回九州地区高校野球 大分大会 決勝】
〇明豊 3-2 柳ヶ浦● ※延長10回タイブレーク

明豊  0001100001=3(6安打)
柳ヶ浦 1000100000=2(12安打)

明豊
(投)大堀、大畑、寺本     (捕)辻田
柳ヶ浦
(投)宮城、四ツ谷、宮原、杉本  (捕)眞子
[二塁打]大畑(明)、田原(柳)

明豊は前日の準決勝・大分舞鶴戦に続いて左腕の大堀羚斗(2年)が先発。初回に自らの暴投で1点の先制を許す。しかし、4回に6番・廣次逞生(2年)のライト前タイムリーで同点。5回には3番・加納悠成(2年)のセンター犠牲フライで1点を勝ち越し。今大会初スタメンの2年生野手が結果を残した。

柳ヶ浦は5回に明豊2番手の大畑朱里(2年)を攻め、4番・杉本羽輝(2年)が代わった明豊のエース・寺本悠真(2年)の初球を叩き、センター前へのタイムリーで同点とする。
投手陣も先発の左腕・宮城介(1年)から四ツ谷結翔(2年)、宮原太駕(2年)の両右腕を挟み、左の杉本へとつなぐリレーで5回以降は9回まで無失点と粘った。

試合は2-2のままタイブレークに突入。10回、明豊は無死一・二塁から2番の藤翔琉(1年)が送りバントを決め一死二・三塁とすると、途中出場の坂田庵(1年)がセンター犠牲フライを放ち勝ち越し。この1点をエース寺本が守り抜き、明豊が秋9年連覇を達成した。
明豊を上回る12安打を放った柳ヶ浦だったが、9回の二死満塁を活かしきれず、10回には先頭打者が併殺に倒れるなど“あと1点”が遠かった。

 

▼監督コメントおよび注目選手写真へとつづく
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