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埼玉西武ドラフト3位、狩生聖真(佐伯鶴城)の決意表明

2024年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で、埼玉西武から3位指名を受けた狩生聖生(佐伯鶴城)。
甲子園出場こそないものの、高校1年での投手転向からわずか2年で最速が150㌔に到達。チェンジアップとツーシームもキレる、超天然素材型右腕だ。
体のラインは186㌔、75㌢と細いが、そもそも痩身右腕は西口文也(現監督)、岸孝之(楽天)、今井達也ら西武の出世イメージにも合致する。
今回は指名を受けた直後に行われた会見で述べた、狩生本人の決意表明をまとめた。

小さい頃からずっと野球をしてきて、プロ野球選手になると言っていたので、その夢が叶ってとても嬉しいです。今日は不安が大きかったんですけど、本当に指名されて良かったです。

高校でピッチャーを本格的に初めて、苦しい時期もありました。でも、監督がいろいろと指導してくれたおかげでここまで来ることができました。
高校の時からずっと「勝てるピッチャー」を目指してきたので、そこを追い求めて、いずれは日本のエースと呼ばれるような、WBCで活躍できるピッチャーになりたいなと思います。

埼玉西武は2学年上の古川雄大さんが入団したあと、YouTubeなどでもチェックしていました。みんな明るいなという印象を持っています。ただ、夢に見ていた世界に入るので、今以上に頑張らないといけないと思っています。

指名直後には、3年間ずっと一緒にやってきた仲間が部屋に入ってきて祝福してくれました。本当に嬉しかったし、安心しました。みんなは自分が悪いピッチングをして苦しい時でも、常に支えてくれたので感謝を伝えたいです。
また、小さい頃から送迎だったり、いろんなことで支えてくれた家族にも「ありがとう」と伝えたいです。

ここからは体重を増やすことを一番に取り組まなきゃいけないなと思っています。その中で、ストレートをさらに自信が持てるレベルまで磨いていきたいなと思います。常時が150㌔、MAXは160㌔を出せるように上げていきたいです。

あらためて自分にとっての一番のストロングポイントは、ストレートです。それを活かした投球ができればいいなと思います。変化球であればチェンジアップで三振を取るという形を、ピッチングの中では描いています.

高校時代は悪いピッチングをした時に、自分のどこがダメだったのかをキャッチャーと話しながら冷静に分析してきました。その結果、自分の強みを活かすことができるピッチングができるようになってきました。

夏の大会が終わってからは、ずっと体重を増やすことや、ウエートトレーニングに取り組んできました。プロの世界に入っても、まずはその部分を重点的にやっていくと思っていたからです。そういうことをやっていきながらも、1日でも早く一軍の世界に入っていけるように努力したいと思います。

◆Profile
狩生 聖真(かりう・しょうま)
2006年12月25日、大分県佐伯市出身。186㌢、73㌔、右投右打、投手。明治小2年時に佐伯鶴城野球部OBだった父の影響もあり佐伯スラッガーズで野球を始める。昭和中では軟式野球部に所属し遊撃手として県優勝、九州4強入り。佐伯鶴城では1年夏にベンチ入り。1・2年秋は県4強、3年夏は8強。最速は3年春に計測した150㌔で球種はストレート、カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、ツーシーム。

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