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ダビー・ゴメスHC 「準備ができていなかった」。B2 PLAYOFFS QUARTERFINALS GAME1 試合後コメント

日本生命B2 PLAYOFFS

QUARTERFINALS 2023-24

2024.5.3 GAME1 presented by 平和堂

滋賀レイクス 84-88 青森ワッツ

@滋賀ダイハツアリーナ

入場者4,138人

【HC&選手コメント】

ダビー・ゴメスHC

「準備ができていなかった」

 (プレーオフに向けた)準備ができていなかったとしか言えません。選手の何人かはこの状況を怖がっていたように感じましたし、実際にプレーオフを戦ったことがある選手も少ないです。相手は昨年にほぼ同じチームでプレーオフを経験していますが、自分たちは初めての経験でした。1つのミスは許せますが、ミスを連続してはいけません。特に前半は同じようなミスを7回ほどしていますし、タイムアウトを取って話をしても、まだ同じミスが続いていました。そういった状況になってしまうと、選手たちはプレーオフのレベルで準備ができていなかったということになります。

 相手の3Pシュートのパフォーマンスはものすごかったと思いますし、最初に決めたことで自信がついて、自分たちは逆に追いかける展開になってしまいました。自分たちは負けた時の平均のアシストが18で、勝った時は23ほどあります。今日は19という事で、アシストの数字上からも負けに近い少なさになってしまいました。相手が自分たちを驚かすような、今までやったことがないようなプレーをしてきた訳ではないので、彼らが勝った理由としては3Pシュートの確率の高さになります。またバックカットで簡単にレイアップを許してしまった部分も含めて、イージーポイントをさせないように修正しなければなりません。2勝先取というルールですし、1敗してしまったからと言ってシリーズが終わる訳ではないので、自分たちは残り2つを勝ち取って次に進みたいと思っています。

Q.3ビッグの時間帯のディフェンスが良かったように感じた。

 その時間帯は良かったとは思いますが、そこでブロック(・モータム)を長く使った結果が、特に4Qの残り5分の、彼が本来しないようなミスに繋がってしまったのかなと思っています。マイキー(川真田)がいる中でディフェンスは良くなったと感じていますが、彼が18分出ている中で無得点というのは改善しなければなりません。今日の試合はタイゲームにできるタイミングで、自分たちのミスから相手にスコアを許してしまうことがあったのは修正が必要ですが、ただ3ビッグがかなり有効的だったという印象は持っています。

Q.ジャスティン・バーレル選手に対して激しいディフェンスについて

 シーズンを通してジャッジに対してフラストレーションを溜めることもありましたが、今日は彼個人として(+/−で)−22とチームのためにプラスになるようなプレーをしなければなりませんでした。しかしここで落ちていくような選手ではないので、明日は必ずステップアップしてチームのために活躍してくれると信じています。

Q.攻撃面でミスが多かった。

 相手が起こしたターンオーバーは自分たちが引き起こしたと言えますが、逆に自分たちのターンオーバーは、自分たちの判断ミスから起きたものが多かったと感じています。基本的なところとして、明日に向けて自分たちは一つ上のレベルに行かないといけないと思っていますが、選手個人個人としてこの舞台で活躍するイメージを持たなければなりません。60試合を戦ってきた中でなかったようなミスを、プレーオフでしてしまうと相手のゲームになってしまうので、そこは注意しなければなりません。

Q.ハーフタイムの指示は?

 ルーズボールが全て相手のボールになったり、相手の方が自分たちよりも勝利に飢えている状況はありえないという話はしました。ゲームの中で相手はスマートにプレーしていた印象がありますし、キーファー(・ラベナ)のアタックに対して相手のプレーをファウルに見せることができなかった。スマートさに欠けていたようにも思えます。戦術的な部分では、後半に効果的だった部分もありましたが、プレーオフで10点ビハインドの状況から追いつくことはできますが、そこから点差を離すのは難しいと思うので、最初からスコアをコントロールしなければなりません。

柏倉哲平

「自分たちのディフェンスができなかった」

 試合の出だしから相手のやりたいように気持ちよくプレーさせてしまったこと、そして自分たちのディフェンスができなかったというのが、今日の敗因だと思います。ただ明日、やり返すことができるチャンスがあるので、絶対に負けられませんし、チーム一丸となって気持ちを見せたプレーで絶対に勝ちにいきたいと思います。

Q.プレーオフの舞台、雰囲気に飲まれてしまったのか

 レギュラーシーズンとは違う緊張感はありましたが、こういったムードの中でブースターのみなさんも大声援で後押しをしてくれましたし、その応援に応えられなかったというのが非常に悔しいです。また明日、より自分たちが強い気持ちを持って相手を倒しにいく、それをコート上でしっかり表現したいと思っています。

Q.明日に向けて修正点は?

 自分たちのやるべきことを徹底することだと思っています。コーチ陣が用意してくれた相手のスカウティングに対して、なかなか自分たちがやりきれなかったというか、簡単にペイントアタックされてキックアウト、そこからワイドオープンの3Pシュートを気持ち良く撃たせてしまったことが多かったですし、1点を争うゲームでのフィフティ/フィフティの球際の部分も、もっと全員がボールに食らいつくとことだったりを示せたと思うので、勝利への執念をもっと自分たちのやることを徹底してプレーできたらなと思います。

Q.試合終盤は出場できない時間が続いていたが、相手との接触が原因か

 相手の肘が当たって、その場ですぐにホチキスで縫う状況でした。自分はいつでもプレーする準備はできていましたが、そこはコーチ陣が決めることなので、また明日コートに出たら精一杯プレーをするだけです。

Q.Qの残り1分半を切った場面、フリーで3Pシュートを放った場面の心境は

 確か残り7秒くらいで、レイアップにいった方が良いのか本当に迷いました。ただ時間的に1本、3Pシュートを狙うしかないなと考えたのと、ボールを貰った瞬間にベンチでブロック(・モータム)が狙えというアクションをしていたのが見えたので、そこで自分でも撃つことを決めたのですが、あれが自分の実力だなと感じています。色んな選択肢が浮かんだ中で、自分は撃ち切るという選択をしました。撃てる状況と点差、そして時間、自分は初めて経験しましたが今日は決められませんでした。しかし明日は必ずやり返して決め切りたいなと思います。

Q.想定外はあったのか

 自分の額が切れて縫ったことですね。出鼻をくじかれたという訳ではないですが、アクシデントは起こるものですが最初に起こるとは思っていませんでした。それが直接の理由ではないですが、リズムを掴み切れなかったのはまだまだだなと感じていますし、この悔しさを明日にぶつけたいと思っています。

Q.入りの部分で固さを感じた。

 相手があれだけ連続で3Pシュートを決め切ったというのが、出だしの部分でどちらがリズムを掴むかという状況で、今日は相手が上回っていたので、自分たちに固さがあったとは思っていません。ただ出だしに少し先手を取られたのは事実なので、明日はそれを逆の展開にしないと、相手は本当に力のあるチームなので、自分たちがスコアをコントロールできるように、スタートの5人だけでなくベンチも含めて、気持ちを入れて戦わなければと感じています。

Q.プレーオフの難しさを感じたか

 違った雰囲気を感じましたし、プレッシャーというか、勝たなければいけないというのはあるのですが、今日は劣勢になっていた分、みんながより焦りもあったのか、そういったプレッシャーを感じ過ぎていたのかなと思っています。今週、練習をしてきた時から、こういった緊張感や舞台を楽しめないと自分たちの持っている力は発揮できないと、プレーオフを経験したメンバーからも話があったので、やれることをやった中でゲームを楽しみながら、自分たちのペースに持っていけるように意識したいです。アクシデントもある中、みんなでコミュニケーションを取って、今日も劣勢になった時間で構えたじゃないですが、そんな時間もあったので、明日は変えていけるようにまずは自分が率先していきたいです。

 

キーファー・ラベナ

10点ビハインドから始めては苦しい」

 タフな試合になりました。かなり試合のスタートが悪くなってしまい、決して許されないパフォーマンスだったと思いますが、明日はやるか、プレーオフ敗退かのどちらかしかないので、やるべきことをやる、それだけだと思います。

Q.スタートが悪かった原因は?

 滋賀のホームコートでしたが、滋賀として初めてのプレーオフでしたので、そこへ向けた準備ができていなかった、それだけだと思います。自分としては、明日もホームコートでやれるので、しっかりとホームを守ることだけを考えてプレーしていきたいと思います。

Q.自身のパフォーマンスについては?

 結果的に負けてしまいましたし、6ターンオーバーというところは自分の反省点ではあります。けれど、勝利の中でこのようなパフォーマンスをすることが自分の仕事だと思っていますので、やるべきことをやるだけだと思います。

Q.明日に向けた修正点は?

 試合のスタートのところだけかなと思います。10点負けた状態から始めてしまっては苦しくなってしまうので、そこをしっかりと気をつけてスタートを強く入れれば自分たちの展開に持っていけると思います。

Q.昇格がかかるプレーオフは初めてかと思うが難しさを感じたことはあったか?

 ホームでやれるという中でしたが、1試合先に負けてしまったので明日から2勝しなければいけないという難しさはあります。昇格をかけたプレーオフは初めての経験ですが、過去には優勝をかけたトーナメントなども経験しているのでそこは経験としては持っています。

Q.Qの後半にキーファー選手の連続ポイントで追い上げる流れがきたが、そこからまた突き放された。原因は?

 2点差まで持ってきても青森が大きな3Pシュートを何本も決めてきたというのがあります。そこは自分たちが、ということではなく青森の方が準備ができていてそこをしっかり決め切ったということに賞賛を送るしかないかなと思います。それが今日は試合を通して起こってしまったと思います。

 

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