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【リトルリーグ】信越春季大会 松本南が決勝で上田を完封し13年ぶり頂点

第49回リトルリーグ信越連盟春季大会
(7月24日~8月1日・HIOKIグランドほか)

新型コロナの影響で延期となっていたリトルリーグ信越連盟春季大会の決勝戦は、松本南が上田に2ー0で競り勝ち、2007年以来の春季大会優勝を果たした。
【ライター・山﨑竣】

▽決勝
上 田 000000 0
松本南 10100X 2
上)山岸、竹内-竹内、太田
松)高田、山本-漆戸
三=漆戸(松)
二=田中(上)

松本南は初回、1番漆戸大晟が三塁打で好機をつくると2番山本想次郎がしぶとく左前に運び、幸先よく1点を先制。3回には二死満塁から7番古川凛の適時打で1点を追加した。

松本南の先発・髙田大翔は「完投するつもりで投げた」と、5回途中まで無失点の好投。6回2死を取ったところで85球の球数制限に達し、完投は逃したものの「試合は作れた」と2点のリードをしっかり守った。
髙田の後を受けた山本が後続を切り、2ー0で接戦を制した松本南が優勝を決めた。

松本南は、4つの支部から選抜された14人でチームを結成し今大会に臨んだ。
髙田監督は「チーム結成から3週間。選手たちは集まれない期間も自主トレに励んできた。一人一人の力が優勝につながった」と選手たちをたたえた。

本来、優勝チームが全国大会へ出場するが、7月末に上田で予定されていた全国大会は新型コロナで中止。「この優勝を自信にして、中学、高校の舞台で全国大会を目指してほしい」と、髙田監督は選手たちのさらなる活躍を期待した。

敗れた上田は2番手としてマウンドに上がった竹内羅雄が3回1失点と粘りの投球。普段はキャッチャーで、公式戦のマウンドに上がるのは初めて。「1イニング目は緊張してしまった。周りのみんなが声をかけてくれて落ち着けた」と初めての登板を振り返った。

上田は昨秋、台風で河川敷のグラウンドが被災し、シーズン前半は新型コロナの影響も受けた。グラウンドが流失し、練習場所の調達に苦労し、春は活動自粛もあり全体練習ができない期間もあった。

様々な困難を乗り越えての準優勝に内山監督は「短い期間でよくまとまってくれた。決勝戦の悔しさを次の大会にぶつけてほしい」と奮起を促した。

↑ 優勝した松本南

↑ 準優勝の上田

▽準決勝
松本南16-0坂城千曲
上 田3ー1 新 潟

◇第20回イーグル大会
▽決勝戦
新潟B5-4望月

<フォトギャラリー>

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