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【高校】北信越 上田西、センバツ懸けて星稜との準決勝へ

上田西(長野2位)は17日、富山市民球場で午前10時から星稜(石川1位)との準決勝に臨む。来年春のセンバツ甲子園がかかった大一番だ。

↑ 得点に盛り上がる上田西ベンチ。一気に畳みかける集中打は見事

夢の舞台に行くには、この難敵を倒さないといけない。星稜は現在、2018年春季から4季連続で北信越を制している(中止となった今年の春季は除く)。北信越の4連覇は驚異的で、全国でも上位クラスを維持してきた。昨秋は準決勝で佐久長聖、一昨年秋も2回戦で松本第一、準決勝で東海大諏訪の前に立ちはだかり、県勢の夢を打ち砕いてきた。

その中心になってきたのが奥川(ヤクルト)や1学年下の内山らだが、その世代に比べると、今年のチームはややスケールは小さい印象だ。ただ、ショート出村、センター中田は昨年からの主力で、エース左腕野口も経験があり、常勝チームの遺伝子を引き継いでいる。

一方、上田西も秋は3年連続で北信越の実績がある。一昨年は準決勝、昨年は2回戦に進み、今季もまず4強入り。1番センター笹原(昨年は4番ライト)、2番ライト梅香(2番センター)、3番ショート柳澤(6番サード)、6番セカンド飛鳥井(7番セカンド)は昨秋もレギュラー。エース山口は2試合で登板、4番杉浦も代打で結果を残すなど、経験者の多いのは心強い。昨秋、2回戦敗退の悔しさを知るメンバーだけに、ぜひとも悲願を果たしたい世代でもある。

打倒・星稜に期待感が高まる、上田西のオーダーであり、ここまでの戦いぶり。ある程度の得点が見込める一方で、失点をどこまで抑えられるか、エース山口の出来が鍵を握りそうだ。

↑ 抜群の投球術で星稜打線を翻弄したいエース山口

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