nines WEB

【選抜・上田西】対外試合解禁。初戦の相手、松本国際を投打に圧倒

高校野球の対外試合が3月6日、解禁された。センバツ初戦まで2週間余となった上田西は、松本国際を県営上田球場に迎え、今季初めての対外試合を行った。

↑ 挨拶の臨む上田西ナイン

↑ 両軍先発メンバー

<上田西スタメン>
中  笹原
右  梅香
遊  柳澤
一  杉浦
二  飛鳥井
DH 大藪
左  花岡
三  藤牧
捕  小川
P  松村

上田西は投手に代わってDHを採用。昨秋は正レフトだった大藪を指名打者に、レフトには花岡を入れた以外、昨秋から大きな変更はなかった。投手はエース山口でなく、右サイドの松村が先発した。
松国は昨秋、中信準々決勝でウェルネスに1-2で惜敗。しかし北信越大会後に行った上田西との練習試合では、山口が投げなかったものの2連勝している。

▽第一試合
松本国際 010000000 1
上田西  10032200X 8
松)中島(左)、板倉(左)、本間、中川、林―深井
上)松村、高梨(左)、片平―小川

上田西は1回裏、飛鳥井の右前打で先制。2回には先発の村松が四死球から9番に左前適時打を浴び、同点とされた。

↑ 1回、先制打の飛鳥井

試合がこう着し始めた4回、上田西は笹原の適時二塁打で勝ち越し。さらに梅香の適時打、柳澤の犠飛で3点を勝ち越し。5回には花岡に一発が出るなど得点を重ねた。

先発の松村は3回以降立ち直り、4回2安打1失点。5回から左の高梨に代わり、制球に苦しみながらも7回までを1安打無失点。8、9回は右オーバーの片平が無失点に抑えた。

上田西打線は結局18安打、8得点。1番笹原は4安打(長打2)2打点の大暴れ。7番花岡も本塁打を含む3安打と起用に応えた。

吉﨑監督は、2、3回の無死一塁からの併殺を「かみ合わず一気に行けなかった」と課題に挙げたが、「昨秋の状況にはなってきている。今後、相手投手のレベルが上がったときにどう対応するか」と、まずまずの受け止めをしていた。

4安打の笹原は「まだ一球で仕留められなかった」と反省しながらも、第3打席の痛烈な当たりに「ジャストミートできた。スイングスピードが一冬で上がっている」と手応えを感じていた。

好投の松村は「気持ちを込めて投げた。3イニング目からテンポがよくなったが、立ち上がりをうまくしたい」と課題も見つかった。

柳澤主将も併殺の場面を振り返り、「サインがなくても考えて進められる打線にならないといけない」と反省し、「でも安打が出てエラーもなく、少しはよくなっている」と前向きにとらえていた。

この後、サブメンバー中心に5イニング制の試合を行い、上田西が3-1で勝った。

【練習試合フォトグラフ】

(有料会員限定)

(残り 162文字/全文: 1209文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ