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【トピック】松本市少年軟式野球連盟が実践するU10向け独自ゲーム

松本市少年軟式野球連盟(加盟11チーム)は、10歳(小学4年生)以下=U10=の選手が野球を楽しめる独自ルールのゲームを考案し、シーズン終盤に大会形式で実践している。低学年世代の活性化へ参考になりそうだ。

↓ U10ベースボールゲームの様子(動画)

大会での出番が少ない中低学年選手たち。その世代に、試合の楽しさを知ってもらおうと、同連盟が考え出したのが「アンダー10(テン)ベースボールゲーム」だ。

中低学年だと投手が、なかなかストライクが入らないなどして試合が荒れやすい。そこで知恵を絞ったのが、投手は攻撃側の大人(指導者)が務め、下手投げで打者が打ちやすいようにした。

子どもたちは好きなバッティングを存分に楽しめ、ボール球や空振りが少なく、試合が進行しやすい。投手は、ホームベースから半径14㍍のサークル内ならどこからでも投球ができ、自軍の打者が打ちやすいボールを投げる。捕手も大人が務める。

また各塁のベースには半径1㍍の円を描き、その範囲でリードができるが、盗塁は禁止にしている。

そしてホームランラインを両翼45㍍として、本塁打が出やすくし、打撃のだいご味を味わえるようにしている。

このほかは基本的に通常ルール。攻守で間延びすることなく試合がスムーズに進行するため、子どもたちが飽きない。

担当する同連盟の山野井量文副理事長は「10歳以下の活動を活発化させたい。こうした機会を増やせたらいい」と、活用を考えている。

↓ バッテリーを攻撃側の大人が務めるアンダー10の試合

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