【高校】長野大会 4年ぶり優勝の佐久長聖・藤原監督インタビュー(上)
高校野球長野大会でノーシードから混戦を制し4年ぶりの甲子園出場を果たした佐久長聖。12年の就任以来、隔年で夏の県大会(20年の代替大会を含む)で優勝し、5度の甲子園に導いたのが藤原弘介監督(48)だ。甲子園でこそ、初戦で相手の強打に屈して敗退したが、優勝候補にも挙がらなかったチームを県の頂点に立たせたのも事実。コロナ禍での苦悩や勝たせるために葛藤しながら指揮を執った藤原監督に、甲子園から帰って早々、この夏を振り返ってもらった。
↓ 4年ぶりに長野大会を制した佐久長聖
↓ 優勝監督インタビューに応じる藤原監督
【全国高校野球選手権大会】
▽2回戦(初戦)
高松商
000211271 14
000110020 4
佐久長聖
―高松商戦は注目のスラッガー浅野の2発で流れを持っていかれた。敗退後のインタビューで「2本目の本塁打で選手の心が折れた」と、珍しくネガティブな発言をされたが真意は
藤原監督(以下、監督) 報道陣とのやり取りの中で、「ああいうホームランって相手の心を折ってしまいますよね」という感じで話したのが、こちらの「心が折れてしまった」という感じで切り取られていました。うちはバスターとかでコツコツと耐えていた中、特に2本目の長打は精神的に効きますよね、と話していたところでした。また(8回の)浅野君への申告敬遠の取り消しの場面も、こちらは申告をしていませんでした。7回に浅野君に2本目を食らった後に、捕手には次に一塁が空いていたら「申告敬遠もあるよ」とは話していましたが、1死一、二塁で浅野君を迎えた際に、(直前の打撃妨害などの)動揺もあってか捕手が球審に申告を伝えたんだと思います。ただし、申告敬遠はベンチから伝令を出さないといけないので、球審から伝令を通してと言ってもらえれば、ああいうことは起きなかったと思います。
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