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【中学軟式】飯綱、信濃両町でクラブチーム「五岳BBC」が始動へ

中学部活動の地域移行で、上水内郡内の飯綱中(飯綱町)と信濃小中(信濃町)の野球部を中心にしたクラブチーム「五岳BBC」が来年1月、始動する。部員不足から両校は近年、合同チームで活動してきたが、クラブチームとして一つになり、エリアを問わずに希望者を受け入れる。若手OBたちがコーチに加わり指導体制も充実。クラブならではの柔軟な対応で地域の受け皿の存続を図る。

↓ 五岳BBCのベースになる飯綱・信濃連合チーム

飯綱、信濃両町とも野球が盛んな地域で、過去には両校とも好成績を残してきた。しかし近年は野球部員の減少が顕著で、信濃小中は数年前に長野市北部の豊野中(旧上水内郡豊野町)と連合、その後、5年ほど前からは飯綱中と連合チームを組んで活動してきた。

今年の新チームは、信濃小中が5人(2年生4人、1年生1人)、飯綱中が6人(2年生4人、1年生2人)、豊野中1人(2年生)の12人で連合チームを編成している。豊野中野球部は休部中のため、豊野中生は部活委託で信濃中と活動。全体で2年生は9人いるが、1年生は3人と厳しい構成になっている。

部活動の地域移行を見据え、3校の保護者が中心になって広域でのクラブチーム化を決定。二男が信濃中に在籍しチーム代表を務める小林達也さんは「地域の子が活躍できる場を消さないようにしたい」と、受け皿の存続を模索する。

チーム名の「五岳」は、信濃、飯綱両町から見える5つの名山「北信五岳」から取った。飯綱中1年の宮島柊翔は「連合ではユニホームがバラバラだったが、一つのチームになって同じユニホームになると一体感も増す」と期待する。

小林代表らは、近隣自治体の少年野球チームにも声掛け。エリアを問わずに希望者を受け入れる。「人数が少ない分、早くから試合経験を積める」と少人数ならではのメリットを強調する。地元少年野球チームとの連携を深め、野球イベントなども新たに計画している。

小学校で野球未経験者も歓迎。体育の時間で野球が面白くなったという飯綱中2年の松木遥也は、1年生の秋になって入部。「試合が楽しく、いいプレーができたときは面白い」と主に9番右翼手で出場。「五岳クラブでも楽しくやりたい」と心待ちにする。

唯一の女子部員、海口ゆい(信濃中2年)は「男女関係なく仲がいい。若いコーチが就いてくれるので技術を高めたい」と、充実する指導体制に期待する。

7人のコーチ陣のうち、5人が22歳の世代。全員が信濃中OBで、長野工高では硬式か軟式野球部でプレーしてきた。長工では軟式野球部の主将だった会社員の諏訪戸輝コーチは「中学では当たり前のように野球ができた。小林さんから野球の火を消さないようにと聞き、地元で少しでも力になれればと思った」と、元チームメートに声を掛けた。

監督には、飯綱中野球部顧問でベテラン松岡透教諭が就く。「地域の一員(信濃町在住)として存続の力になれれば。現役に近い若いコーチ陣が考えているところで、指導していきたい」と頼りにする。

合同チームで主将を務める牧野光(豊野中2年)は「合同チームは仲良く、元気のいいチーム。クラブになり指導者体制がしっかりしているので、いろんなことを聞きたい。来年は北信で優勝したい」と、期待を募らせる。

小林代表は「この地域で野球が続けられるようにしたい。存続できるように、魅力的なチームにしていく」と、新たな受け皿を整備する。活動拠点は飯綱中。

【問】小林代表(携帯電話090・2677・9943)

↓ 飯綱中を拠点に練習する合同チーム。五岳BBCも飯綱中が拠点になる

↓ 監督に就く松岡教諭

↓ OBでもある諏訪戸コーチ

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