【社会人】JABA長野大会 ENEOS・宮澤コーチ(岡谷南高出)ら県出身者が凱旋
第65回JABA長野大会
(8月8日~12日・長野オリスタ、佐久スタジアム)
社会人野球のJABA長野大会に、県外の強豪チームに所属する県出身の選手やコーチが多数出場している。
ENEOS(神奈川)の選手時代に主将も務めた岡谷市出身の宮澤健太郎さん(44、岡谷南高―明大)は今季、11年ぶりにヘッドコーチとして現場復帰。引退後は社業に専念していたが、現役当時も監督だった大久保秀昭監督から声をかけられ、「野球部に戻りたい思いが募ってきていたのでうれしかった」と宮澤ヘッド。しかし指導者は初めてで「試行錯誤しています」と、主に内野守備と打撃を担当している。
復帰して早速長野での公式戦開催に「うれしい。長野も暑いが、さらに気合が入ります」と宮澤ヘッド。7月の都市対抗野球では2回戦で東京ガスに0-2で敗戦。打撃担当として完封負けに責任を感じ、宮澤ヘッドは「こつこつ1点でも多く得点していきたい。日本選手権出場をきっちり決めたい」と、次の主要大会を見据える。
↓ ベンチの最前列で試合を見守る宮澤ヘッドコーチ。現役時代は内野手で11年間プレーし、都市対抗の連覇などに貢献したほか、2度の社会人ベストナイン、社会人日本代表の主将も務めた
都市対抗にも出場した三菱自動車岡崎(愛知)の井上慶秀(長野高―東大)は3年目で初めて長野大会に参加。東大で4番を打った井上だが、代打での出場が主で「受け身にならず、ボールをしっかり見極めながら振っていきたい」と持ち味を生かす。飯山市出身の28歳は「1日1日を大事に、日本選手権出場に向けて打撃で貢献したい」。
↓ 都市対抗も経験した三菱自動車岡崎の井上
今季、松本大から都市対抗にも出場した日本製紙石巻(宮城)に加入した小林尚真(上田西高)も初の長野大会。同大会では捕手としてスタメン出場もしており、「打撃で社会人投手の切れや制球力に対応しきれていないが、克服していきたい」とアピールに懸命だ。
大会は11日まで4つのブロックでリーグ戦、12日に上位4チームによる決勝トーナメント(オリスタ)を行う。
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