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【野球人の店】松商OB橋爪さんが長野市に野球特化のパーソナルジム開業

パーソナルジム「BEST PLAY」(長野市)

代表 橋爪航さん(松商学園高出)

松商学園高硬式野球部OBの橋爪さんが10月5日、長野市内に野球選手を対象にしたパーソナルジムを開店した。自身のプレー経験や積み上げたキャリアを基に、野球技術やコンディショニングをマンツーマンで指導し、選手の〝ベストプレー〟を引き出していく。

↓ 野球に特化したパーソナルジムを開いた橋爪さん

市街地にあるオフィスビルの一室。約50平方㍍の部屋には人工芝が敷かれ、ウエトレマシンや防球ネット、さらに「人工マウンド」も備えられている。ここで実際に野球の動作をしながら橋爪さんが、球速やスイングスピードを上げるなどの技術指導をしたり、故障しない体の使い方や故障から復調する施術をしたりする。

鍼灸師でもある橋爪さんは、同店を開業するまでの数年間、中野市内のトレーニングジムでトレーナーとして勤務。その際にチーム担当していた飯山高校が2019年夏、初の甲子園に出場し、橋爪さんも帯同した。

飯山は初戦で仙台育英に大敗し、「うれしさと悔しさを両方味わった」と橋爪さん。中野のジムでは、当時信濃グランセローズの赤羽由紘(現ヤクルト)ら野球選手のほか、長野パルセイロのサッカー選手、一般の社会人などいろいろなスポーツをする人たちと関わってきた。

しかし、飯山の一戦を契機に「私自身も野球への思い入れが強く、レベルを上げられるようにもっと野球に携わりたい」と、野球に特化したパーソナルジムを開業した。

ジムは基本1対1で、多くても同時に3人まで指導。技術指導を中心にしたコースやボディケア(整体)のコースなどがあり、50分と80分の枠がある。

腰痛や野球肘など故障を抱える野球選手は絶えない。予防対策などさまざまな情報があふれている現代だが、橋爪さんには「意外と正しいことが認識されていない」と映っている。「選手にはベストなパフォーマンスをしてほしい。各選手がコンディショニングで自立し、最終的にここには確認に来るくらいになるのが理想」と話す。

↓ オフィスビルの一室に設けたジム。手前は傾斜をつけたマウンドで、実際に投球やネット打ちができ、橋爪さんが技術指導する

【BEST PLAY】
長野市桜新町669-1鹿北ビル201。営業時間10時~22時。チーム単位の出張指導にも対応。パルススローやラプソードなど最新の測定機器も備えている。
電話090・9668・6654
予約・問い合わせはウェブ(nagano-bestplay.com)より。

<はしづめ わたる>
飯田市出身の40歳。松商学園時代は外野手で、3年夏は県4強。関西メディカルスポーツ学院でトレーナー資格取得。その後スノーボードにも夢中になり、全日本選手権に出場したほか、出場選手のケアにも携わった。長野日大高の松橋将之監督は高校の2学年先輩。

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