【ドラフト】初のNPB選手誕生の千曲川クラブ・赤羽代表インタビュー
社会人野球の千曲川硬式野球クラブ(小諸市)2年目の内野手、古賀輝希が10月のNPBドラフト会議で西武から7位指名を受けた。2013年創部の同クラブはもとより、県内の社会人クラブチームからも初めてのNPB選手誕生になる。
元TDK千曲川の選手有志で立ち上げた千曲川クラブが掲げてきた目標の一つ、NPB選手輩出の悲願を達成。それにはチームとしてのサポートも大きかった。赤羽大代表(51)にクラブチームとしてプロ輩出の思いやサポート体制を聞いた。
↓ チーム初のNPB選手誕生を喜ぶ赤羽代表
↓ 古賀の指名を祝う会が11月3日、佐久スタジアムで行われた。親子連れら約200人のファンを前に、古賀がバッティングのデモンストレーション。赤羽代表が打撃投手を務めた
▼祝う会のデモンストレーションの模様はこちら(動画)▼
↓ 指名翌日の記者会見の記事はこちら
https://www7.targma.jp/nines/2024/10/25/post15485/
―どんな目標でチームを立ち上げたのか
赤羽代表 (2大大会の)都市対抗と日本選手権に出場するだけでなく、企業チームにも対等に戦え、1回は勝てるようなチームを目標に掲げました。個人の目標設定としては、企業チームにスカウトしていただけるような、またはNPBに行ける選手をつくろうとやってきました。
―NPBに見出してもらうためにチームとしてのサポートは
赤羽代表 チームとして考えたら、いい選手は取られたくないものです。クラブチームは社会人野球界では、言い方は悪いですが(企業チームより環境等が下の)底辺なので、どれだけ選手たちにモチベーションを高くやってもらえるか。そうしたモチベーションの高い選手たちが集まれば自然と勝利に貢献できる選手や、あるいか意識の高い選手が出来てきて、より強いチームは作れると思ってきました。よくしたもので4番打者が抜ければ、次の年には新たな4番が育ってくるようにです。
―NPBファームとのオープン戦も行っている
赤羽代表 だいたい1シーズンで3試合ぐらい。今年は雨で一つつぶれて1試合でした。
―その1試合(4月)の西武戦で古賀選手が一発を放ちアピールした
赤羽代表 もともと担当スカウトに見に来てとは言っていましたが、ちょうどそのときに逆方向の左中間深くにホームランを打ちました。
―赤羽代表の面識あるスカウト陣にアピールを欠かさない
赤羽代表 いろんなスカウトさんにとくかく連絡して紹介させていただいています。各チームの1軍戦を見ていると、そのチームはどこが(戦力的に)足りないかが分かるじゃないですか。今季のライオンズだったら長距離砲と思い、古賀はチャンスという気持ちもありました。(エース右腕)井関に関しても「(球速)150㌔が出るからちょっと見てください」という話をしていました。
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