【高校】あの〝トクサン〟が松本で高校生に技術指導
中信地区高校生技術指導講習会
(11月16日・松商学園高)
人気野球YouTubeチャンネル「トクサンTV」のトクサン(39)が、中信地区の高校生に技術指導をした。野球部員たちは、普段は画面上で目にしている人気ユーチューバーの生のアドバイスに夢中だった。
↓ トクサン(前列中央)と参加した野球部員
YouTube番組では、プロなどさまざま選手と実践を交えるなどしているトクサン。自身は、名門帝京高で甲子園に出場したり、創価大では主将を務め個人タイトルにも輝いたりした実績がある。
企画した中信地区の監督部会では「高校生目線で関心が高い」(清水雄一部会長=松本深志監督)とトクサンに打診。トクサンはこれまで中学生対象の講習会は経験があったが、高校生相手は初めてでもあり、高野連的に抵触する動画収録なしでも引き受けてくれた。
トクサンは約80人の高校生を相手に、キャッチボールやノックの間に入って指導したり、自身もノックを受けて軽快な動きを披露したりした。打撃では「脇腹をうまく使って」、守備時で使う「スプリットステップ」ではそのタイミングの取り方などをアドバイスした。
↓ 守備についてのトクサンの指導を熱心に聞く選手たち
↑ ↓ 実演を交えて熱心に打撃指導するトクサン
(写真はいずれも清水部会長提供)
また将来プロを目指したい選手たちに対し「プロになれなかったことも考えておいて。僕自身がそれで苦労した。野球が人生の中心では駄目。あくまでも人生の中に野球があるように」と伝えた。
松本深志の内野手・古川凜(2年)は「スプリットステップは守備の参考にしたい。『自分で決めた道が一番大事』と言われたのが印象深い」、松商学園の小林伸伍主将(2年)は「トクサンの打撃理論がしっくりきたので試したい。大きな目標を目指すなら一人一人が意識を持つよう言われたのでこれからしっかり取り組んでいく」と、生トクサンから刺激を受けていた。
清水部会長は「選手たちの食いつきが違った。話も面白く深かった」と感謝していた。
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