【大学】関甲新1部松本大にOBで元BC信濃の中村泰雅さんがコーチ就任
関甲新リーグ1部の松本大に2月1日から、OBで昨季までBC信濃でプレーしていた中村泰雅さん(24)=松本市、松商学園高出=がコーチとして加わった。昨年は春秋の両リーグとも6位に終わった松大に、中村新コーチはBC信濃で培った勝利への執念を注入する。
↓ 打撃練習を見守る中村新コーチ
中村さんは松大で現役時代、2年生から正二塁手として活躍。卒業後はBC信濃で2年間プレーし、昨シーズンが終わって引退した。
間曽晃平投手コーチが今季から、古巣のオイシックス新潟アルビレックスに育成コーチとして移籍したため、後任として清野友二監督は「大学の4年間、ブレずにやり通した姿勢が必要だった」と、教え子の中村さんに昨年打診。プレーヤーに一区切りつけた中村さんは「母校のためなら」と快諾し、コーチに就いた。
3年ぶりの松大の現場に「私が入学したときよりも、格段に学生の意識が上がっている」と後輩たちに感服。ずっと受ける側だったノックも難なくこなし、「新鮮」な指導者人生がスタートした。
↓ ノックを打つ側になった中村コーチ
中村コーチはディフェンス面を含め野手全般を担当。清野監督は「信濃で学んだ柳澤野球を教えてほしい」と期待。中村さんも「勝ち、結果にこだわる信濃の野球を伝え、貪欲になってほしい」と還元していく。
今の3年生は、中村さんが大学4年だったときの1年生。中村さんは「兄貴分ではあるが、コーチとして選手との距離感は保ちたい」とし、「新1年生は力がある。チーム内競争で底上げしてチーム力が上がるように指導していきたい」と、コーチの役割をまっとうする。
嘱託職員として野球部コーチに専任。寮監も務める。
投手指導は、ラプソード指導の赤羽晋さん(創造学園大付高でセンバツ出場)とトレーナー関賢一(元BC信濃トレーナー)さんの外部の専門家に協力してもらう。