【高校】日本学生協会優秀選手で長野日大・玉井を表彰
日本学生野球協会は優秀選手として長野県から長野日大前主将の玉井洸成を選出し2月7日、県高野連から表彰状が伝達された。
↓ 優秀選手表彰された玉井(右)と引率の佐野坂均部長
昨年夏の長野大会で、強打の遊撃手・玉井は主将として長野日大をけん引し、15年ぶりの甲子園出場に貢献した。高校での3年間を「時間が経つほど充実し特別な時間だった。仲間と声を掛け合い、乗り越えられたから長野県を取れた」と振り返る。
玉井は1年春から出場機会を得て、2年秋には主将に就任。しかしその秋に県準決勝で上田西に競り負け、「力を出せずに負け、どう立て直したらいいか悩んだ」と言うが、「冬の練習をしっかりやれた。一人だけでなく仲間がカバーしてくれた」と感謝する。
2月1日からは進学先の名城大(愛知)に入寮し練習参加。「スピード感などレベルが高い。木製バットへの対応も課題」と、昨秋の神宮大会にも出場した強豪チームのレベルを肌で感じる。
まずは高校と同じショートで勝負。「捕球から先のことも考えてプレーしないといけないし、レベルの高い投手にどうアプローチするかも考えないといけない。チーム目標の全国大会出場をサポートしたい」と、まずはベンチ入りを狙う。
優秀選手表彰の受賞に玉井は「日大のみんな、両親、指導者のおかげで、その代表としていただいた気持ち。いい仲間に巡り合えてよかった」と喜びをかみしめた。
↓ 昨年の長野大会決勝で適時打を放った玉井
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伝達式(松本市)に先立って開いた県高野連理事会では、4月12日に長野オリスタで山梨学院を招いた招待試合の開催を決めた。昨秋の県大会で優勝した松本第一、準優勝の松本国際、3位の長野商の順番に3試合を行う。第1試合は午前9時からで、入場は無料。
技術力向上を目的とした招待試合は、県高野連としては珍しい企画。山梨学院は23年のセンバツ優勝校で、この春のセンバツにも出場(4年連続)する強豪。