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【CS・QFプレビュー】「逆転のキングス」ではなく「スタートダッシュのキングス」 A東京に勝利するために

今季は「逆転のキングス」ではない

どんなに苦しい展開になろうとも、試合終盤には脅威の追い上げから逆転シュートで劇的勝利。キングスのファンなら何度も見たであろうエキサイティングな試合展開から「逆転のキングス」のイメージが強い。

しかし、連覇を狙う今季はそんな劇的な逆転する展開は少なかったと感じないだろうか。キングスのレギュラーシーズン全60試合の各クォーター毎のスコアが以下だ。

 

キングスの桶谷大ヘッドコーチは「アップダウンの激しい試合展開ではなく、各クォーターをひとつずつスコアで上回ってく」ことを重要視して、記者会見でも度々その事を口にする。

レギュラーシーズン全60試合のスコアを分析すると、今季のキングスの試合展開の特徴が分かってくる。

今季のキングスは、試合スタートの1クォーターで相手をスコアで上回る確率がチーム勝率より低い。勝率通りの強さを試合スタートから発揮出来ていないとも言える。

逆に後半スタートの3クォーターで相手よりスコアで上回る展開が最も多い。そのままの勢いで試合終盤まで進めばいいが、何と4クォーターでは相手にスコアで上回られる展開の方が多いのだ。

 

各クォーターの得点数と失点数を比較すると、さらに試合傾向が見えてくる。

1クォーターの平均得点は20点を若干超えているが、平均失点も19点を超える。

3クォーターは平均得点では1クォーターより若干少ないが、平均失点が18点台まで下がるので平均点差では1クォーターを上回る。

しかし4クォーターの平均失点は4つのクォーターの内では最多で20失点に迫る。

 

ここから見えてくる今季のキングスの試合傾向は以下だ。

試合スタートで相手をドミネイト(支配、屈伏)する事が出来ず、前半で大きなリードを奪う事が出来ない。ハーフタイムで相手の戦術を合わせてディフェンスプランを修正。3クォーターで相手のオフェンスを抑えるものの、4クォーターで自分たちのディフェンスを持続出来ずに、オフェンス勝負になってしまう。

 

今季のキングスは各クォーターでスコアを上回る確率がチーム勝率よりも低いのに、シーズン41勝も挙げているのは、勝ちパターンとして考えられるのが、試合のどこかで大きく点差を引き離す「ビッグクォーター」があるはず。

 

今度は各クォーター毎のスコアを上回った場合の試合勝敗を見てみよう。

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