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キングスU15が初の準決勝進出、友寄快星がリバウンドで貢献…“王者”メリノールへの挑戦権を獲得 全国大会のJr.ウインターカップ

 中学校の部活動やBリーグユース、街クラブが垣根を越えて競い合う「京王Jr.ウインターカップ2024-25 2024年度第5回全国U15バスケットボール選手権大会」の第3日が6日、東京の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、男女の準々決勝までを終えた。(写真は全て「©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA」)

 沖縄県代表として出場している男子の琉球ゴールデンキングスU15はこの日、3回戦で岩手ビッグブルズU15(岩手県)に71ー44、準々決勝でサンロッカーズ渋谷U15(東京都)に53ー43で勝ち、初のベスト4入りを決めた。

 大会第4日の7日、キングスU15は午前11時半から同会場で前回大会を制した四日市メリノール学院中学校(三重県)と準決勝を行う。メリノールには飛び級でU18日本代表に選出された身長196cmの白谷柱誠ジャックが絶対エースとして君臨しており、今大会も優勝候補筆頭に挙げられている。

中を固められ苦戦 全員DFとリバウンドで逃げ切る

キングスU15の宮里俊佑キャプテン©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA

 準々決勝はキングスU15の二大エースである 副キャプテンの#54越圭司と、キャプテンの#29宮里俊佑の連続3Pシュートで幕開け。2人を中心に怒涛の攻撃を見せ、ディフェンスでもチーム全体でハードワークを貫き、13ー0のランで大きく先行した。

 第1Qの最後には、終了間際で宮里がハーフライン近くから放ったロング3Pシュートもヒット。第2Qは中を固める相手に対して3Pシュートが増え、なかなか決まらずにオフェンスが停滞する時間帯があったが、中盤のタイムアウト以降は縦に切り込む意識が戻り、リードを保った。

 ただ、25ー17で迎えた第3Qも相手にインサイドを固められ、再び外からのシュートが増える。いい形でのシュートもことごとくリングに弾かれ、徐々に点差を縮められていった。

キングスU15の越圭司©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA

 第4Qにも一時4点差まで詰め寄られるなど苦しい展開となったが、191cmとチームで最も高さのある副キャプテンの#56友寄快星がゴール下で存在感を見せ、13本のリバウンドを奪取して試合を繋ぐ。最後は全員がディフェンスとリバウンドで体を張り、我慢を続けて逃げ切った。

 最終スタッツは宮里が21得点10リバウンド4アシスト、友寄はリバウンド以外にも13得点3ブロックと攻守に貢献。越は11得点6アシスト、#16仲本秀也は無得点ながら10リバウンドを掴んだ。チーム全体で、武器である3Pシュートが32本中6本(成功率18.8%)のみの成功にとどまったが、#30仲松優が苦しい場面で2本を決め切ったことも大きかった。

 キングスU15は7日に準決勝を行い、勝てば大会最終日の8日に行われる決勝に進み、負ければ同日の3位決定戦に回る。

試合後、挨拶するキングスU18とSR渋谷U18の選手たち©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA

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