キングスU15、“王者”メリノールを破り初の決勝進出!越圭司が3P8本で35得点 全国大会のJr.ウインターカップ
中学校の部活動やBリーグユース、街クラブが垣根を越えて競い合う「京王Jr.ウインターカップ2024-25 2024年度第5回全国U15バスケットボール選手権大会」の第4日が7日、東京の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、男女の準決勝を行った。(写真は全て「©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA」)
沖縄県代表として出場している男子の琉球ゴールデンキングスU15は昨年王者の四日市メリノール学院中学校(三重県)と対戦し、80ー63で勝利。大会最終日の8日午後3時から、同会場でRIZINGS徳島(徳島県)と決勝を行う。
飛び級でU18日本代表に選出された身長196cmの白谷柱誠ジャックを擁するメリノールは、昨年まで全国中学校大会も3連覇しており、今大会でも優勝候補筆頭に挙げられていた。
ディフェンスとリバウンドで高強度貫く
前半だけで3Pシュート4本を決めた友寄快星©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA
キングスU15は主にエースの#29宮里俊佑が白谷にマッチアップし、ドライブに対しては2人目、3人目が素早く寄り、簡単にシュートを打たせない。ディフェンスリバウンドも全員で高い意識を保ち、サイズの不利性を帳消しにした。
オフェンスでは宮里や#54越圭司が積極的にドライブを仕掛け、相手ディフェンスを収縮させる。そこから191cmで最もチームで高さがある#56友寄快星が前半だけで3Pシュートを4本沈め、リードを保った。
互いの健闘を称え合う白谷柱誠ジャック(左)と越圭司©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA
37ー28で迎えた後半、越が大波に乗る。
第2Q最終間際にこの試合で自身初の3Pシュートを決めていい感触を掴んだのか、ショットが全く落ちない。1対1からのステップバックやサイドステップからのプルアップ3Pシュートをひたすら決め続けた。最終的に、3Pシュート8本を含む35得点を挙げる圧巻の活躍を見せ、チームを勝利に導いた。
攻守で活躍した宮里俊佑©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA
チーム全体として、最後までディフェンス、リバウンド、ルーズボールへの飛び込みにおいてプレーの強度が下がらず、主導権を渡さなかったキングス。オフェンスでもターンオーバーは4つのみで、極めてミスが少なかった。メリノールは白谷が54得点19リバウンドと孤軍奮闘したものの、得点を決めたのは白谷を含めてわずか3人だった。
キングスU15の個人スタッツは、越が35得点に加えて4リバウンド4アシストを記録。宮里は白谷とマッチアップする重役を担いながら、22得点6リバウンド3アシストの活躍を見せた。友寄は12得点10リバウンドのダブルダブル。1年生の大城瑛士は2本の3Pシュートを含む8得点を挙げた。
チーム全員のハードワークが光った©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA