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【コメント全文】初の準優勝を飾ったキングスU15…ベスト5の越圭司、宮里俊佑、末広朋也HC 全国大会のJr.ウインターカップ

 中学校の部活動やBリーグユース、街クラブが垣根を越えて競い合う「京王Jr.ウインターカップ2024-25 2024年度第5回全国U15バスケットボール選手権大会」が8日、全日程を終了し、沖縄県代表として出場した男子の琉球ゴールデンキングスU15は最終日の決勝でRIZINGS徳島(徳島県)に65ー67で惜敗し、準優勝となった。(写真は全て「©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA」)

 惜しくも日本一には届かなかったが、第1回から5大会連続で出場してきた中で、過去最高の成績を残した。

 大会ベスト5に輝いたキャプテンの#29宮里俊佑と副キャプテンの#54越圭司、末広朋也HCのコメント全文(8日の決勝後、チームから提供)を紹介する。

宮里俊佑「リバウンドを徹底しきれなかった」

キャプテンの宮里俊佑©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA

ー試合の総括を。

 「自分たちのシュートがなかなか入らず、苦しい時間が続き、その分ディフェンスで我慢の時間帯が多くなってしまいました。自分たちの強みであるディフェンスとリバウンドを最後まで遂行できずに試合を終えてしまい、悔しい気持ちでいっぱいです」

勝敗を分けたポイントは。

 「相手のシュートを落とさせた後のリバウンドをチームみんなで徹底し切れなかったです。自分たちが取れた部分もありますが、相手にも取らせてしまったところが大きなポイントなのかなと思っています」

相手のどこを警戒して臨み、何が機能しなかったか。

 「2年生の平岡泰介選手の1on1と、センターの岩朝ローマ選手のリバウンドを警戒して臨みました。平岡選手はチームみんなで止めて、シュートを落とさせることができたと思いますが、平岡選手がボールを持っていない時のリバウンドを多く取られてしまいました。岩朝選手の外角シュートも嫌なところで決めさせてしまい、試合をしている中で修正しきれませんでした」

越圭司「もっと勝負強さを身に付けたい」

副キャプテンの越圭司©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA

ー試合の振り返りを。

 「1Qから4Qまで、エースの自分がガードとして組み立てることがあまりできず、勝負強さを見せることができませんでした。チームとしてもファストブレイクが少なかったことが敗因になったと思います」

ー勝敗を分けたポイントは。

 「岩朝ローマ選手を止めることができなくて、リバウンドを取られてしまったことが勝敗を分けたポイントだと思います。岩朝選手の3Pシュートがあそこまで入ることが分かっていなくて、自分たちは間合いを考えてプレーできませんでした。ほぼノーマークの状態でずっと打たせてしまいました。そういうところを、自分がガードとして『もうちょっと詰めた方がいいね』などの声掛けをすることができませんでした。それが自分の一番悪かったところだと思っています。もっと勝負強さを身に付けられるように、これから練習を頑張っていこうと思います」

末広朋也HC「自信を持ってシュートを打ち、自信を持って守っていた」

©京王 Jr.ウインターカップ2024-25/JBA

 「RIZINGS徳島には185cmで中外での強さがある岩朝ローマ選手、187cmのオールラウンドプレーヤーである平岡泰介選手の強力な二大エースがいました。彼らを警戒して臨みましたが、平岡選手に21点、岩朝選手に22点を取られてしまいました。特に高確率なアウトサイドシュートは警戒して抑えに行っていましたが、それを上回られるシュートがありました」

 「スタッツを見ても、オフェンスリバウンドで22本を取れてしまいました。シュートの確率は下げましたが、相手に粘られ、得点に繋げられたと思っています。キングスU15は越が37得点、宮里が17得点と気を吐きました。ラストショットは越が自信を持って打ち切ったのですが、惜しくも入らず、敗戦という形になりました」

 「本当に紙一重のゲームでした。選手たちが自信を持ってシュートを打って、自信を持って相手を守っていたので、この先につながるいい試合、いい経験になったんじゃないかなと思います。このチームは3月末、今度はBリーグU15ユースチームの頂点を決めるチャンピオンシップ(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 202532630日に東京で開催)という大会があります。そこに向けて、また超高速バスケを磨き、全国を驚かすようなチームを作りたいと思います」

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