ブラック・ライヴズ・マターから見えるヨーロッパの現実—ベルギーで異常に多い死亡者が出た理由[1]-(松沢呉一)
一ヶ月遅れのブラック・ライヴズ・マター
ロックダウンが緩和されて以降、アンチ・ロックダウン・プロテストの映像をチェックしなくなって、他のプロテストについても観ていなかったのですが、先月は、ヨーロッパ各地でブラック・ライヴズ・マターの行動が行なわれて大荒れだったんですね。
パリ。
みっちり人がいます。警官はフェイスシールドつきのヘルメットをしていると思ったのですが、最初からああいうヘルメットか。プロテスター側は半数以上マスクをしていながら、声を出す時は邪魔なので外している人が多い。
ロンドン。
3密行動の見本市。警察はノーマスク。プロテスター側はしていたりしていなかったり。している人は顔を隠すためだったり。
ロンドンでは馬も暴徒化。
馬は上から威圧する効果があるのでしょうが、ケツを吹き矢で狙えば暴れますから、弱点にもなります。
ストックホルム。
警察はマスクをしておらず、プロテスター側は覆面とマスクを合わせて3割から4割くらいでしょうか。
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