松沢呉一のビバノン・ライフ

諦めた人から先に死ぬ「死ぬ死ぬ団」の活動—COP26を経て考えていること-(松沢呉一)

 

近所の火事

 

vivanon_sentence昨日の朝早く、「ビバノン」を更新してしばらくしたら、「ジリジリジリジリ」と火災警報が聞こえてきました。近くのマンションでイタズラがあったか誤作動があったのだろうと思っていたのですが、なかなか鳴り止まず、そうこうするうち、人が外に出てきた様子で、ざわめいてます。

「あそこが火事だよ」という声が聞えてきました。うちからも見えるくらいの距離のところで火が出ているか、煙が出ているらしいのです。でも、私は禁煙鬱ですから、逃げる気も見物する気もなく、「だりぃ。その煙を吸いてえ」と思っているうちに眠くなってきて、軽く寝ました。

2時間くらい寝たかな。もう騒ぎは鎮まっていました。サイレンも聞えなかったので、ボヤだったのかと思いました。

それからもダルくて、寝たり起きたりを繰り返し、夕方になってから買い物に出かけたのですが、外に出たら焦げ臭い。一帯が臭うのです。薪を焚いている銭湯の近くではこのニオイがすることがありますが、急に近所に銭湯ができたはずはなく。

消防と警察がまだいるのが見えて、そちらに行ってみたらアパートが焼けてました。ボヤではありませんでした。つっても全焼ではなく、建物は原型を留めているのですが、中が焼けたよう。建物の外には焼けたか、消火の水で濡れたかした布団の類が出してあります。

サイレンが聞えなかったのが不思議ですが、消防車が着く前に寝たのかもしれない。

消防と警察は各1名しかおらず。現場検証は終わって、火事場泥棒が来ないように警備をしているのでありましょうか。話しかけたのですが、こういう時警察は詳しいことを話してはいけないことになっているので、情報は引き出せませんでした(追記参照)。

すぐ隣ってわけではないながら、火の粉が飛んできてもおかしくない距離です。そうとわかっていたとしても逃げないな。ダルいので。それにヘルペスだし。薬を早くつけたので最悪の状態ではないけれど、ボチボチ顔が汚い。

自ら死ぬのは勇気が必要で、ある種前向きですが、そんな気力もない。でも、火事になったらそのまま焼けてもいい感じ。

※火事の写真は撮ってないので、その2日前の下落合の現場。ガソリンスタンドにワゴン車が停まっていて、パトカーが少なくとも4台、警官が10人以上出動。道路の手前側に私を含めた野次馬がいたのですが、誰も何があったかわからず。他の車はありませんでしたので、事故ではなさそうでした。野次馬からは薬物説も出てましたが、懐中電灯を持った警官が地面を這っていたので、コンタクトを落としたのかも。

 

 

COP26の不成果と成果

 

vivanon_sentenceCOP26はどうなったんかなと思ったら、インドがごねて、さらに決議文は後退。インドも中国もたいがいにしとけと思うけれど、日本も石炭の使用はやめられず。どの国もわがまま。そのわがままさの上に、どこまで事態を重く見ているかにかかってます。

でも、中国もインドもあれだけの洪水があったのにな。インドはともかく、中国は自国がダメになったらよそに攻め込めばいいと思ってますから、期待できない。

日本でもCOP26の影響はあって、引き続き、環境についてのいい報道が相次いでます。

 

 

北海道でサケが捕れないって話はウニ壊滅とともにこれまでにも報じられていましたが、これまでいなかったハマチが捕れているんですね。だったらいいかと思ったら、値段が全然違う。

 

 

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