松沢呉一のビバノン・ライフ

昨日の副鼻腔炎の状態と昔の東京の花街と最近注目している女学校校長-(松沢呉一)

 

慢性化は避けたい

 

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発熱してから今日で14日目です。一般には副鼻腔炎になっても数日で自然治癒することの方が多いそうです。しかし、3割程度の人はなかなか治らず、その中から慢性化する人も出てきます。私は10日目の段階で、まるで治りそうにないためにクリニックに行ったわけですが、あのまんまだったらたぶん慢性副鼻腔炎になっていたでしょう。つまりは蓄膿症。

モダンフリークスの福田君と十二社に行った時(その前に大木戸に行った時かな)、ひさびさに頚椎ヘルニアで右腕が痺れていて、ごまかすために手を振りながら歩いてました。

あれからまた首枕をしているので、痺れはなくなってます。効果のない人もいるでしょうが、私にとって首枕は頚椎ヘルニアの決定的治療法です。

椎間板ヘルニアによる足の痺れもなくなっているのですが、こちらは気にしなくなったと言った方が良くて、よく考えると痺れていたりします。よく考えても痺れてない時もあるので、痛みが解消された部分もあって、こっちは銭湯の電気風呂以外に何ら効果のありそうなことはしてません。

このように人間の体はよくできていて、慢性化すると気にならなくなってくるみたい。痺れと違って痛みは限界がありそうだけれども、慢性の副鼻腔炎になると、こうも痛みが気になったり、こうも熱が出たりはしないのかもしれない。だとしても、いい大人が口を開けて青っ洟を垂れ流しているのは避けたい。

 

 

東京の花街(かがい)は60前後あった

 

vivanon_sentence今現在、薬で寛解期に入っています。まさに寛解期って感じで、少しは良くなったけれども、全快は遠い。和らいだとは言え、まだ鼻の奥がほとんどつねにヒリヒリ痛みます。鼻の通りがすっきりしている時もありつつ、詰まっている時、詰まっているのに鼻をかみきらない時もあります。熱は下がっているのですが、主観としては熱っぽくてダルい。

また、病院に行ったあとから始まった口腔上部のしこりとそれによる痛みや異物感も消えず、もう数日は静かにしていた方がいいかもしれないけれど、今回のインタビューのフィニッシュとして、昨日またモダンフリークスの事務所に行ってました。

あのインタビューをやったのは熱が出る前なので、もう半月以上経ってます。分量が多いし、図版も多いので時間がかかっている上に、編集からあとづけの注文も来ているみたいで、まだ福田君は奮闘しています。

ちなみに「今の東京とつなげた方がいいだろう」と思って、あれだけ花街・元花街の写真を撮りに行ったのに、まるで採用されなかったとのことです。無駄だったか。

今回の記事は性風俗、SM、花街の3つのジャンルを総覧するもので、インタビューで「東京だけで花街は60いくつあった。詳しい数字はあとで送るよ」と言っていたのですが、うちに帰っても資料が見つからず。

自信がなくなって、「そんなにはなかったかもしれない」とも言っていたのですが、「中野新橋と新井薬師—中野の花街(1)」にある程度抜き出しているので、これを基準にして抜けているものを福田君がWikipediaからピックアップしていったら、遊廓を入れて60ヶ所近くありました。

※神楽坂にて

 

 

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