ハルキウで明らかになってきていること—ロシア兵はどこでも拷問・虐殺・略奪・強姦を繰り返している-(松沢呉一)
ウクライナの反撃はやまず
9月16日、ロシアの傀儡政権ルハーンシク人民共和国の検事総局が爆破され、検事総長が死亡。
2022年9月16日付「ALJAZEERA」
この件については写真も動画も見当たらず、この記事に添えられた写真はロシアが占領した時のものです。
これはパルチザンの仕業ぽい。パルチザンも勢いづいているでしょう。
同日、ヘルソンの占領本部で高官の階段中にウクライナ軍のハイマースが直撃し、少なくとも1名死亡。
これは被害が大きそうで、ロシア・メディアも報じています。
ハルキウの虐殺
その一方、ロシアが敗退したハルキウで、危惧されていた通り、次々とロシアの蛮行が明らかになっています。
このイジュームの集団墓地については、ラジオフリーヨーロッパ系、つまり米政府系のロシア語テレビ放送が第一報で、そちらでは説明されてましたが、440人のすべてが拷問の末の殺害ではなくて、砲撃による遺体も含まれています。それもロシアの戦争犯罪ではありますが、誰がどのように亡くなったのかについてはっきりさせるためには一人一人検死をしなければならないので時間がかかりましょう。
集団墓地とは別に至る所に遺体が埋もれているため、ロシア軍に殺された一般市民の数は千に達しそうです。
今回のー奇襲作戦で、カディロフ部隊の兵隊がけっこう捕まってて、戦争犯罪の加害者特定に寄与してくれそうです。
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