松沢呉一のビバノン・ライフ

ロシア政府は総動員令を出して欲しい。確実にロシアは終わりますので—ここまでの補足や追記-(松沢呉一)

 

ウクライナの快進撃は続く

 

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ここまでの補足です。

ロシア支配地での連続爆破はずっと続いています。

9月16日、ルハンシク州のスヴァトヴェでロシア兵が滞留するホテルが爆破されて200名が死亡(ホテルを接収していたのではなく、宿泊所をホテルと呼んでいるだけかも)。 写真を見ると、あとかたもなく吹き飛んでいますので、ほとんど全滅でしょう。

 

2022 年9月18日付「UKRAINSKA PRAVDA

 

詳細は発表されていないですが、ミサイルではなく、爆薬を仕掛けたっぽい。これもパルチザンによるものではなかろうか。 ロシア軍は戦々恐々としてましょう。 ルハンシクからも撤退した方がいいと思うなあ。

同日にはロシア軍が支配いるザポリージャ州のメリトポリ飛行場周辺で複数の爆発があり、19日にも爆発がありました。 以下は19日の爆発を報じるウクライナ・メディア。

 

2022 年9月19日付「UKRAINSKA PRAVDA

 

被害状況は不明。

南部への攻撃は陽動作戦で、ロシア軍を引きつけておいて、手薄になったハルキウを一気に攻めたのが今回の作戦ですけど、南部は南部で攻撃は続いていて、ロシアは南部からも撤退した方がいいと思うなあ。 ウクライナ全土から撤退した方がもっといいと思います。

 

 

ロシア支配下での密告

 

vivanon_sentenceロシア支配下のウクライナでは、ナチス時代ほどは密告するのはいないだろうと書きましたが、そうでもないみたい。

 

 

ハルキウにも親ロシア派住民はいるわけですけど、誰がそうなのかはだいたいわかるでしょうから、そういう人たちを避ければいい。と思っていたのですが、ウクライナ派でも生き残るために知人・隣人を売るのがいるのです。

ナチスの時代に、今まで友だちだと思っていた人が信用できなくなっていったのが本当に私は怖い。一緒に仕事をしてきた人に密告される。場合によっては自分の子どもに密告される。

そこまでは至っていないかもしれないけれど、ハルキウでも知人だからと言って気を抜けない状態になっていたようです。辛い。

ドイツでのナチス協力者は数が多すぎてほとんど処分はされていないですが、それ以外の支配地域では戦後裁判にかけられ、あるいは裁判を経ることなく殺されたり、暴行されたりしています。

ハルキウでも筋金入りの親ロシア派は逮捕されていますが、ゼレンスキー大統領は「すべての事例を一般化することはできない」として、ひとつひとつ丁寧に見ていくことを示唆しています。自らロシアのために動いた人と、脅迫されて協力した人とは一緒にできないってことです。冷静です。

※2022年9月18日付「ウクルインフォルム

 

 

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