松沢呉一のビバノン・ライフ

「やりまんハンター」の上映が始まった—自分が死んだことに気づいていなかった山本夜羽音(という夢)-(松沢呉一)

 

「やりまんハンター」の打ち上げにて

 

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全然気づいていなかったのですが、25日(金)から、ロフトプラスワンで「やりまんハンター」の上映が始まっていたんですね。当面はイベント的な上映で、昼の部に一回こっきりという日も多いので、観に行くのがちょっと難しいかと思いますが、今のところ、評判は上々とのことです。

昨日の夕方、福田監督から電話があって、「今から打ち上げです」というので、軽く歌舞伎町に出かけてきたのですが、そろそろ今年も終わりですから、今年を振り返りつつ、「今年亡くなった人でもっともショックだったのは誰か」という話になりました。

にせぽよ5月に自殺した友人。福田君は10月に亡くなった仲本工事です。

私にとっては、仲本工事が亡くなった時の報道がすべてで、以降のことは知らなかったのですが、ただ老人が酒を飲んで酔っ払ったための交通事故ってわけではなくて、内縁の妻に逃げられたも同然で、その失意の中での事故だったため、自殺に等しいなんて見方もあるらしい。全部福田君情報なので、どこまで事実かは知らん。

歳をとってから若い相手と結婚したり、つき合ったりすると、羨ましがられて、本人も有頂天になったりするんでしょうけど、性的に満足させることは難しいですから、よその男とセックスすることを受け入れられないと辛いことになりそうです。

金でつなぎとめることができても、金で体はつなぎとめられない。バイアグラを使ったところで、セックスはチンポだけでやるわけではないので、若さには勝てない。

昨日、ヤリマンに聞いたんですけど(つっても彼女はヤリマン期より、特定の男とつき合う期間が長い)、彼女が今つき合っている相手は、毎度、3時間で5発やるそうです。5発やるとさすがに萎えるのですが、それまでは勃起しっぱなし。抜かずに5発できるセックスのエリート。セックス大学主席卒業みたいな人材ですが、それも30歳だからできること。

仲本工事は81歳でしたから、「セックスはよそで満足してくれ」と割り切るしかなく、その部分で嫉妬したら人生の最後は地獄です。

✳︎昨日初めて見た「やりまんハンター」のポスター。他は写真をトレースしたかのようにクリソツなのに、主演の範田紗々さんがあんまり似てない。実物の方が100倍いい。

 

 

山本夜羽音が繰り返し夢にでてきた

 

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多くの場合、直接には知らない著名人より、無名であっても身近な人が亡くなる方がショックは大きいものですから、にせぽよの友だちが自殺したことのショックはよくわかります。

今年も私の知人が何人も亡くなりましたが、もっとも尾を引いているのは山本夜羽音です。

つい数日前に山本君の夢を見ました。不思議な夢でした。

彼と私は広々としたオフィスのようなところにいます。彼はパソコンに向かったまま、私にこう言いました。

「電子書籍が売れていて助かるよ」

「へえ、そうなんだ」と私は彼の背中に向かって返事をしました。

「このサイトでは、オレの漫画の売上は第二位だよ」

「えっ、そんなに?」

どんなサイトか見てないですが、旧作がそれだけ売れるんだったら、新作を描く気にならないかもなあと思いました。

このあと、彼は電子書籍の売上についてさらに詳しい説明をしてくれたのですが、夢の中でも、起きてからでも、イマイチ意味がわからなかったので省略。

 

 

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