松沢呉一のビバノン・ライフ

プーチンを支持するドイツ人には極右(≒ネオナチ)に偏りがある—ドイツ人は陰謀論に弱い?-(松沢呉一)

迷惑系インフルエンサー、ユリヤ・プロコロワはロシアに送還されていないよう—ナチズムと並ぶラシズム(Russia+fascism)に注目

 

 

ユリヤ・プロコロワとケヴィン・ラウはAfDに関与か?

 

vivanon_sentenceロシア人ですから、自身の言動がドイツでは民衆扇動罪になりえることをユリヤ・プロコロワがわからなかったのはやむを得ないとして、一緒に住んでいたケヴィン・ラウが「そんなことをやっているとドイツにいられなくなるよ」と教えればよかったのですが、こいつも似たり寄ったりだったようです、それどころか共犯と言っていい役割を果たしていました。

このままだと、彼も民衆扇動罪で起訴されて、そうなるとマスメディアにも顔を名前が出て、マルコ・アルティンガーも雇い続けるわけにはいかなくなりそうです。

そうなる前に2人でロシアに逃げればいいのですが、それも難しいかも。

2人が関与しているとされるAfDはしばしばネオナチとされる極右政党です(そこまでとは私には思えないですが)。移民に反対していて、スラブ系の移民にも反対しているはずです。それに関与していたとあれば、ロシアに入国拒否されそうです(ここはよくわからない。下記参照)。

もし彼女がロシアに強制送還されたら、この2人は一緒に生活することは金輪際できそうにない。とっとと書類を揃えて、結婚していれば、彼女もドイツでの永住権を得られたでしょうに。バカップル。

✳︎RUSCISTより、ケヴィン・ラウとユリヤ・プロコロワ。

 

 

ラシストたちの図々しさ

 

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彼女のような例に限って対策をとるならば、戦争前と後で区別をして、戦争前からの不法滞在は今まで通りそれだけで国外退去処分にできるようにすればいいのですが、そうしたところで彼女のようなロシア人が出てくることは完全には防げない。

動員令でロシア国外に脱出した中にさえも、彼女のような不届き者が混じっている可能性があります。

「動員令が出た直後、国外に脱出しようとする車列の中にZマークがついた車があった」という話が本当かどうか今なおわからないですが、十分にあり得そうだと思われる動画がありました。

 

 

 

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