松沢呉一のビバノン・ライフ

「世話になった人間の不正を糺してはいけない」論の誤り—Colabo✖️暇空茜[傍流編8]-(松沢呉一)-[無料記事]

Colaboのやり方を暴露した人物がColaboのシェアハウスにいたことは間違いなさそう/音喜多駿議員の謝罪—Colabo×暇空茜[傍流編7]」の続きです。

 

 

Colaboの内情を暴露したsioさんがTwitterを非公開に

 

vivanon_sentence結局昨日もずっと寝てました。症状はそんなにひどくはなくて、ただの怠け者かもしれない。

シンガポールでColabo騒動と同じような不正会計事件が起きて、それについてすごく参考になる発言が現地で出ていたので「紹介しなきゃ」と思う夢を見ました。どんな内容の発言だったかは忘れました。

寝ても覚めてもこのことで頭がいっぱいで、本来の私の役割である占領地以外のロシア国内での不審な火災調査ができません。大晦日まではやってましたが、その段階では、とくに目立つ動きはなし。

Colabo騒動については軽く触れて済ませる予定だったのですが、長くなってしまって、どこを引きどころにするか決めかねています。ともあれ、あと数回はやります。

どうしても触れておかねばならないのは、Colaboの内情を暴露したsioさんのことです。Twitterを非公開にしてしまいました。

 

 

 

いちいち嫌がらせのツイートを見て反応していくと精神的にまいるし、反応すると相手にしてもらったことが嬉しくて増長していくので、「しばらく静かにしていた方がいいのに」と思ってましたが、そのようなアドバイスをする人たちに対しても「Twitterくらいやらせろ」と書いていて、聞く耳を持たない様子だったので、ほっとくしかないなと思ってました。

Twitterでもやっていないと精神を保てないのかもしれず、非公開にして少数の人を相手にするのは賢明ですが、非公開にして安心し、言わんでいいことを言って、そのツイートが外に出されることもあります。気をつけた方がいいかと思いますが、そこまで心配しなくていいか。

 

 

世話になった相手でも、不当、不正、不法な行為を告発していい

 

vivanon_sentence確かにひどいDMやリプが殺到してましたから、Twitterでやるのが正しかったかどうかから疑問がなくはない。

例えばこれ。

 

 

DMを公開するのは行儀が良くないですが、この場合は容認されましょう。この人物はあっという間にアカウントを消していたので、私も出しておきます。

なるほどねえ、こういう人間は、親の暴力に耐えかねて、そのことをTwitterで告白したら、「見下げた人間ですね」とDMを送るわけですよ。障害者の施設でも性的被害に遭う入所者がいますが、この被害者に対しても「忘恩不義」とDMを送るんでしょうね。会社に拾ってもらった失業者はどんな不当な労働でも甘受するしかないなんてことがあるはずがない。

sioさんが書いていたように、「問題を解消して、合法な範囲で活動をして欲しい」(要旨)と考えて、不当、不正、不法な行為を告発するのは何ら咎められることではないです。今回はとくに税金がからむことですから、公益性は十分にあります。公益性が一切ないのであれば「いちいち公開することかよ」と批判されていいとして。

シェアハウスにいる時に、Colaboに冷遇されたことを恨んでの告発だったとしても、そのことで告発内容が否定されるべきでもありません。告発内容は正しいか正しくないかだけで判定されるべきです。

こういう場合、告発された側は「彼女は盗癖があって、それを咎めたことを逆恨みして、嘘を言っている」なんて反論をすることがありますが、動機はどうでもいい。嘘であることを説明すべきです。この場合であれば「バイトをすると、1万円日当が出た」と彼女は言っているのですから、そんな金を払っていないとことを帳簿や受領書などで証明すればいいだけです。たったそれだけのことを何でやらんのかな。

 

 

「私怨」「逆恨み」という指摘は、その内容が間違っていることの証明にはならない

 

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例えば私でも、神原元弁護士との因縁がありますから、「その私怨で暇空茜の側についている」と言われそうですけど、私は神原元弁護士を弁護士としても、人としてもまったく信用していないのは事実として、それでも正しいことを言うこともあるでしょうから、すぐさま結論を出さずに数日にわたって検討をしました。

その結果、「Colaboには不正会計の疑いが十分にある」「Colaboは共産党と強いつながりがあるのは確定」「起訴に至るようなものかどうかはわからないけれど、仁藤夢乃は公選法違反の疑いが濃厚」という結論に至りました。記者会見での神原元弁護士の発言を聞いて、「相変わらず思い込みだけで暴走してんな」とは思いましたが。その結論については客観的な判断をしたと思っていて、監査委員会が東京都に勧告したことから、不正会計の疑いがあることも確定です。

「松沢の言うことはデタラメだ。なぜなら、私怨だからだ」「sioの言うことはデタラメだ。なぜなら逆恨みだからだ」といったように、信用ならないことをなぜ言うのかの説明としては有効として、私怨、逆恨みだから、言っていることが間違っているということにはなりません。

こういうくだらないことを言ってくるのがいるし、さらに露骨な嫌がらせ(著作権侵害を理由にしたアカウントの凍結依頼、住所の公開、殺人予告)もやりかねないですから(暇空茜はすでにすべてやられています)、今後告発する人は直接政治家にコンタクトするのがいいかもしれない。現時点で共産党、立憲民主党、社民党は一切信用できないので、自民党の議員が無難ですし、マスコミはすべて信用しない方がいいです。

また、正式な依頼をするまでは相談者の個人情報を漏洩していいと考えている呆れた弁護士や個人情報を他に流用していいと考える弁護団が実在しますから、弁護士に相談する場合も警戒をしておいた方がいいと思います。

続きます

 

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