松沢呉一のビバノン・ライフ

足立康史議員と池内さおり元議員が教えてくれること—Colabo✖️暇空茜[傍流編23]-(松沢呉一)-[無料記事]

不要となった施設が税金を貪り続けるために—Colabo×暇空茜[傍流編22]」の続きですが、内容はつながってません。

 

 

足立康史議員が大活躍

 

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矯風会の流れとは別に、ここ数日で気になった動きをまとめておきます。

足立康史衆議院議員(維新の会)が重要な役割を果たしてくれました。暇空茜川松真一朗都議らの議論は「本質を外している」「レベルが低い」「雑音」と決めつけますが、暇空茜との直接対決で軽く粉砕されてしまいます。これを契機に、双子の兄は障害者支援のNPO「N3」の代表理事であり、年間数千万単位の公金を得ていることが発覚。親族が何をしていてもいいのですが、なぜかその兄はツイッターのツイートをすべて消し、知られたくないことがあることを自らアピールしたとしか思えず、足立康史議員は訴訟を仄めかして脅しをかけて火消しに懸命。

この様子が「都合が悪くなると訴訟で脅すColaboと一緒じゃないか」と突っ込まれて、足立康史自身の疑惑(政治資金の不可解な使用による有権者に対する利益供与疑惑)までが指摘されて絶体絶命。

ここで重要なのは、Colaboと同様、公金を不正に得て、不正に使っている疑いのある法人があれば、Colaboを批判している勢力は批判するってことです。Colabo擁護派は、「仁藤夢乃は女だから叩かれる」「女性差別だ」などとあらぬ方向での擁護をやっていますが、足立康史やその兄が女に見えるか?(ここに出したSSの写真が兄)

一方で、公金を使っていないNPOであれば、女性が代表でも叩かれてません。Colabo擁護派の方々の「女だから叩かれて欲しい」という願望の吐露はいらんよ。いい加減、「Colaboにはさまざまな不正疑惑があるから追及されている」と認めた方がいいと思います。

参考までにNPO「若者メンタルサポート協会」の代表理事小杉沙織さんのチャンネル。

 

 

若者メンタルサポート協会が何をしているのか私はわかっていないので、今まで取り上げてなかったですが、自身のチャンネルをスタートさせましたので、若者メンタルサポート協会や彼女自身についての具体的な話が語られていくのでしょうし、以前から言っているColaboではない団体からの嫌がらせについての告発もここでなされるのではなかろうか。

私は現状ではまだ推奨まではできないので、あとは各自で判断のこと。

 

 

仁藤夢乃の公選法違反疑惑と池内さおり

 

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足立康史議員とのバトルで出てきた仁藤夢乃の公職選挙法違反についての警視庁と公安委員会の不可解な対応。

 

 

いろんな説が出てますが、微妙な点もあり(直接的な投票依頼があったとまでは言えないとの解釈も少しはありそう)、かつ池内沙織は落選しているので、違法ではあれ、事件化するほどのものではないとの判断だったようです。

これは仁藤夢乃の違法行為ですが、公選法についてより詳しく、そのメリットを受ける池内さおり候補が仁藤夢乃の行為を見逃していることも十分に問題でしょう。

これによって池内さおりと仁藤夢乃の強い関係が窺えます。また、池内さおりは仁藤夢乃同様、矯風会とも強い関係があることを知っておいて欲しい。このことは以前からチェックしてましたが、池内さおりは矯風会とともに、買春処罰法の導入を画策。それを知って批判するつもりだったのですが、事情があって、ここまでペンディングしてました。しかし、もう容赦する必要はないでしょう。

池内さおりはジョセフィン・バトラーの名前をよく出してますが、ジョゼフィン・バトラーの思想を理解できているとは思えません。ジョゼフィン・バトラーは国家が性の領域に介入することに反対していました。この立場から公娼制度に反対し、同じ立場から、売春を禁止することにも反対していました。これは私の考えと合致です。

しかし、ジョセフィン・バトラーに接近した宗教道徳グループによって、その思想は歪められてしまいます。キャスリン・バリーの表現を借りると、「宗教的道徳主義者たちがよってたかって運動を乗っ取ってしまった」のです(「性の領域に国家が介入することの是非—セックスワークにおけるフェミニズム内の対立(下)」)。矯風会の二代目会頭・久布白落実も都合よくバトラーの名前を出しています(「久布白落実が書くことは信用できない—矯風会がフェミニズムに見える人たちへ[廃娼編 3]」)。サイテー。

この歴史から学習したのであれば、易々と宗教道徳の団体と活動すべきではないと思います。これも是々非々であって、合致する部分でのみ協力しているに過ぎないのかもしれないですが、池内さおりも久布白落実同様、乗っ取られてからの宗教道徳をよしとしているのではないか。だから、彼女は買春処罰に賛成できるのです。

共産党員が宗教道徳団体と手を握れるのは妙ですが、たまたま目的を同じくする者たちの野合というだけではなく、共産党と宗教道徳とは親和性が高いのだと思います。どちらも強い権力のもとで、一律の価値観で集まり、異論を排除するという発想。

どうせ政権をとることはないので、他に投票したい人がいなければ共産党の候補に投票することもありますが、ごく稀です。いつも言っているように、私は根本的なところで共産党とは相容れない。相容れないのはまさにその全体主義的な体質です。私は個人主義者ですので、もっとも遠いところにいます。今回のColabo騒動でも、共産党支持者たちが右ならえでColabo擁護をする様子は本当に薄気味悪いです。

これ以外にも、赤い羽根募金についてあまりにおかしな動きが起きている件やColaboによるバスカフェをめぐる「チンピラ対チンピラ」のバトルの件もありましたが、割愛。

✳︎池内さおりのサイトに出ている仁藤夢乃の推薦文

 

 

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