松沢呉一のビバノン・ライフ

セクハラ撲滅弁護士がセクハラをし、結婚制度撲滅フェミニストが結婚する仕組み—大川隆法の自宅に宏洋がデモの話題も-(松沢呉一)

 

 

幸福の科学は、講談社にデモした時以来の盛り上がりか

 

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まずお知らせ。

大川隆法の長男の宏洋が本日4時から白金にある大川隆法の自宅前でデモをやるそうですよ。

 

 

攻撃をゆるめることなく、自らの使命を貫徹。もともと予定していたデモを前倒しにしたもので、今なら話題沸騰で、取材も集まりましょう。

私もヘビ探しをしている時に自宅を見かけたことがあります。意外に、あの辺はヘビスポットが多いのです。また、近くにいい銭湯があるので、デモのついでに入るのもよし。

私はパソコンに続いて、体調も不良で、その時間は寝てます。数日前から久々に扁桃腺が腫れて、昨日から寝込んでます。それでも夜はバイトがあって、辛かったです。浴槽は毎日清掃しなきゃね。

今日になってから、Colaboの調査結果を見たのですが、「あーあ」って感じです。いい方向、悪い方向のどちらの予想もしていたのですが、悪い方向の予想が当ってしまいました。監査委員の独立性を疑わざるを得ません。

若年被害女性らを集めて一人あたり8,300円もの食事をする団体を放置してはいけないと改めて思いました。原資は税金ですよ。「支援対象者との面談や、支援対象者間の交流を促進し、自立 に向けた意識づけを目的」とするにせよ(これ自体怪しいと思いますので、参加した人の告発を待ちたい)、叙々苑じゃなくて、牛角でいいだろ。叙々苑かどうか知らんけど、私の行ったことのある歌舞伎町の店で一人8,300円にもなる店は叙々苑しか知らない。

これについてはさまざまな人が批判していて、同じことを繰り返すだけになるため、別の話を出しておきます。

 

 

セクハラ撲滅弁護士のセクハラ

 

vivanon_sentenceこの弁護士はある種の人間の行動をよく見せてくれます。

 

 

 

弁護士と依頼人という関係ですから、懲戒確定であり、弁護士会退会じゃないですかね。つまりは実質的に弁護士資格剥奪。

弁護士と依頼人という関係に基いて、支配関係、利害関係の利用もなされています。会社の人事権を持つ上司による部下へのセクハラと同じ。

報道でははっきりしないのは、嫌がっていることを馬奈木厳太郎(まなぎいずたろう)弁護士にどの程度伝えていたのかです。伝わるように拒否してないとセクハラとしては認められにくいのですが、弁護士でもこの要件を外している人たちがいて、馬奈木弁護士自身、セクハラだと言っているので、セクハラでいいでしょう。

馬奈木弁護士が、ブログで告白したのは、被害者が民事訴訟を起こし、その記者会見をする直前です。観念したってことでしょうか。裁判上有利ってことはないですが、黙っているよりは潔い。

 

 

権威のある人たちこそダブスタを行使する

 

vivanon_sentence以下は被害者の記者会見を受けた報道。

 

 

 

 

「言っていることとやっていることが大違い」「自分はやっていいが、他人がやることは許さない」「国民は貧しくなればいいが、自分はタワマンに住んで豪勢な生活ぶりの上野千鶴子」「女にとって結婚制度は唾棄すべきだが、自分は結婚してかいがいしく男に尽くす上野千鶴子」のような人は少なくありません。

短くまとめると、「自分は特別に選ばれた人間」という意識の強い人たちです。独裁者タイプのダブスタ。

だから、大学教員や弁護士のような職業の人こそ、こういう思考が行動に表れやすい。学校ではずっと成績がよく、社会に出てもエリート意識が強化されて子どもの頃の全能感が壊れていない人たち。

 

 

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