松沢呉一のビバノン・ライフ

母きょう子の暴力が宏洋の性を決定した—『マゾヒストたち』[番外]-(松沢呉一)

 

 

熱が下がったので幸福の科学の施設を見物してきた

 

vivanon_sentence先週金曜日に発熱。高くても7度3分くらいだったので、全然たいしたとことはなく、微熱の粋ですが、以降、7度前後をずっと行き来していました。

ふだん薬をあんまり飲まないのですが、咳と鼻水が出ていて、下痢もしており、喉の痛みも続いていたため、扁桃腺炎の薬、解熱剤、痛み止めを服用しながらバイトをこなし、昨日の午後、やっと熱が完全に下がりました。薬の効果とは関係ないんじゃないかな。下がるべくして下がった感じ。熱以外の症状は全部残っていて、全然治ってないですが、たぶんこのまま治るのではなかろうか。

ワクチンを接種しておらず、屋外ではマスクしていないことが多い私ですから(冬は防寒具としてしていることが多いですが)、「ついにコロナか」との期待が集まるわけですが、熱は微熱だし、咳は痰を伴うタイプであり、コロナの乾いた咳とは違います。味覚異常もないので、ただの扁桃腺炎だと思います。大人になってからは頻繁ではないですが、もともと持病ですから。

熱が下がったことなので、昨日は別の用事のついでに幸福の科学新宿精舎を見てきたのですが、黒い花輪とか半旗とか、それらしき表示は何もなし。職員の給料捻出のため、大川隆法復活祈願というのをやっているらしいのですが、それについての告知も出てませんでした。とくに言われるまでもなく、信者さんたちが三々五々集まって祈るくらいのことはあってもよさそうですが、人が多数出入りしているところも見ませんでした。本部は復活すると言って金を集めているため、死を悼むわけにもいかないのかな。あるいは隆法の死を契機にして、教団から離れる信者が続出しているのかもしれない。幸福の科学じゃなくても、信仰の支えが亡くなると離れるものです。

小川知子はどうでもいいとして、ブルーハーツのベーシストだった河ちゃんはどうするんだべ。給料の出る役職に就いているらしいので、辞めるに辞められないか。

 

 

選挙に出るのは借金を返済してから

 

vivanon_sentenceリアルタイムには観てないですが、以下のアーカイブを観て笑いました。

 

 

 

裁判所の仮処分が出て、大川隆法の自宅に近づけず、駅前で待機していたら、実母のきょう子さんが予告なしでやってきて、宏洋は急に黙りこくります。子どもの頃は勉強ができなくて虐待されていたので、母親はいまなお恐怖の大王みたいな存在で、「母」「お母さん」とは言わず、「きょう子さん」と宏洋は言ってます。。

母親の姿は見えず、言葉も聞き取りにくいのですが、「馬鹿なことはやめろ」と叱りに来たようです。大川隆法ときょう子さんも揉めに揉めて離婚しているので、いい思いはないはずですが、「こんな時くらいは静かにしていなさい」と母として説教しにきたようです。宏洋が出演した芝居も黙って観に来ていたそうで、出来の悪い息子のことが気がかりなのでしょう。

彼女は支持者を引き連れて独立し、自分の教団を創ったと思っていたのですが、今はカトリックに帰依しているのか。

この時に明らかになったのは、宏洋が製作・監督した映画の制作費8千万円のうち、3千万円は母からの借金でした(これについては以下の動画で詳しく説明しています)。横須賀歌磨呂みたいなもので、親族から金を借りて映画を撮るのはよくあることですけど、宏洋は選挙に出ようとしていて、多額の借金がある人物は政治家になる資格が疑われます。公金チューチューしかねないですから。隠しているより、こうやって公にした上で審判を問う方がまだましですけどね。

 

 

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