松沢呉一のビバノン・ライフ

ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、フィリピン、米国、日本で暗躍する中国マフィア—移住する中国人たち[3]-(松沢呉一)

ミャンマーとタイと中国の国境—移住する中国人たち[2]」を出してから時間が経ってしまいましたが、続きをやっておきます。

 

 

ベラルーシで拘束された日本人

 

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これ、なんだろな。

 

 

この男は、7月に拘束されていて、今回その情報を公開した模様。

しかし、日本政府の依頼を受けたエージェントが、ベラルーシで諜報活動するか? これで何かわかったところで、日本が得をすることなんてあるか? こんな時にロシアと敵対する国からベラルーシに入国する人間がいたら、確実ににマークされるでしょう。監視の中で軍事施設を撮影していたら、捕まえてくださいと言っているようなものです。

わかんないけど、YouTuberがネタを探してベラルーシに行って捕まって、スパイに昇格させられたといったところか。ベラルーシ政府としては、「西側はこんな姑息なことをするのだ」と宣伝に利用するのではなかろうか。処刑されてもしょうがないわな。

最近、「挑戦」として、ロシアに旅行に行った女の旅行YouTuberが叩かれてましたが、アクセス稼ぎは」大概にしておけ。

 

 

NY州知事の元補佐官が中国のスパイとして起訴された

 

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続いて、本物の中国人スパイの話。

中国のスパイがよく敵発されていて、たった今米国はNY州知事の元補佐官とその夫が中国政府のエージェントとして剃髪された件で持ちきりです。

 

 

検察はすでに徹底的な調査報告書を公開しており、中国政府の意向に沿う行動をしてきたことや中国政府から多大な利益供与を受けてきたことを詳細に調べ上げており、スパイであったことはほとんど確定しています。あとは、知事がどこまでわかっていたのか、どこまで判断が歪んでいたのか、自身利益供与を受けていたのかの調査が待たれるところです。

起訴された二人は米国籍を取得していると思われ、移民二世・三世なのかもしれないですが、夫は貿易の仕事で中国と密接なつながりがあり、中国政府に「スパイをやれ」と言われたら、ためらいなくやりますわ。

中国人、あるいはすでに帰化した中国系だからと言って、無条件に疑う必要はないですが、本人が、または親族が中国との強い繋がりを維持している場合、中国人コミュニティとの関係を維持している場合は警戒した方が良さそうです。

中国に渡されて困る情報なんて持っておらず、日本の政策決定にもなんら影響のない私同様の人は無警戒でよく、そもそもそんな人間にスパイは寄ってきません。

 

 

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