日本人児童殺害事件でやっと危機感が高まっているけれど、まだまだ足りない—反日教育を続けている中国を「地獄の国」と評する中国人の言葉を聞くべし-(松沢呉一)
「中国で日本人の子どもが殺されたのに、日本政府もメディアも危機感が薄くないか?—NHKはすでに中国の傘下に」の続きです。
深圳の日本人児童殺害事件の続報
深圳の日本人学校に登校中の10歳の男児が視察された事件で、中国外務省の報道官が「類似の事件はどこの国でも起こり得る」としたことにブチ切れました。
正確に言え。「中国共産党支配の地域ではどこでも起こり得る」だろが。情報を公開した上で、「これこれこういう理由で、中国特有のものではない」と説明するなら、まだしも聞く耳を持てましょうが、それもしない糞国家が何を言ってやがる。
こんな事件が相次いでいる中国では、外資の撤退に加速がつきますから、なんとかそれを阻止したいのでしょうが、こんな口からデマカセを言っているから、撤退するのです。つっても、今なお残っている企業も多数あります。ゼニのために、中国共産党に媚びる企業があるのもまt現実です。
相変わらず、日本政府は説明を求めるなんて言ってますが、中国が本当の説明をするはずがありましょうか。災害の死亡者さえ正確に公表しない国がよ。日本政府も、そんなことはわかった上で、形式上、言っているだけでしょうけどね。
鈍感な日本人駐在員とその家族
柳条湖事件の日であったこと、蘇州市にある日本人学校のスクールバスが襲撃された事件が6月にあって、続いて今回の事件ですから、日本人学校の生徒だから狙われた可能性が高く、在留邦人の間での危機感がやっと高まっていて、一部企業は社員と家族に一時帰国を認め(会社側が経費負担をするってことかと)、他の企業も検討中のようです。
蘇州市の事件の段階でそうすべきでしたが、あの時は日本人母子は軽傷で済み、亡くなったのは中国人でしたから、危機感を持たなかったんですかね。どうせこれからも中国人が死んでくれると。
日本人じゃなくても、吉林省で米人の大学講師たちが刺された事件がありましたから、外国人は警戒してしかるべきです。中国人が被害者ですが、幼稚園や病院での無差別犯罪もありました。幼稚園では6人が殺されていて、今回は1人で済んだのが不幸中の幸いだったと言わなければならないのかもしれない。大量に殺害するには学校がベストです。
中国にいる日本人駐在員の中で中国語を流暢に話し、聞き、読むことができるのは少数であり、まして家族のほとんどはインターネットで日本のニュースを観ているだけですから、蘇州市の事件は知っているとして、それ以外の事件を知らないのかも。人によって差が大きいでしょうけど。
深圳の日本人学校は今週休校、来週からはリモート授業。当然かと思いますが、そんな状態でも、子どもを中国に居させる親の神経が理解できません。自分らはゼニのために中国にいなければならないとして、親族や知人に預け炉などの方法で子どもは帰国させるべきだと思うなあ。
✴︎在中国日本国大使館のサイトより
日本人にとって中国が安全なわけがない
日本語で配信してくれている中国人YouTuberもいるんですから、在留邦人はチェックした方がいいと思います。日本のテレビよりずっと的確です。
すぐさまこれを取り上げた呉さん、朱さんは信用できます。偶発的な事件と報道官が言っているのはまったくの嘘であり、背景にあるのは中国政府の反日教育であるとの内容は納得できます。
これを中国国内でやったらバッシングされると言ってますが、バッシングで済めばまだマシで、拘束されかねません。
念押ししておきますが、これをやっている彼らは少数派中の少数派。日本語で配信している中国人YouTuberはこの事件に触れることさえしない。それはやむを得ない。帰国するなりスパイとして連行されかねず、家族が嫌がらせされるかもしれないんですから。
触れないからと言って叩くべきではなく、そんな暇があるなら、「中国まる見え情報局」を褒め称え、応援すべきです。あんまりやりすぎると日本人が支持していることによって、中国当局に目をつけられかねないですが。
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