松沢呉一のビバノン・ライフ

ジョニー・ソマリの韓国人のダチは米国から強制送還された前科者のネオナチのよう—ジョニー・ソマリが韓国で大きな騒動になっている事情-(松沢呉一)-

ジョニー・ソマリの場合—フォロワーを増やしたい目立ちたがり屋の失敗[後編]」の続きです。

 

 

韓国でわかったソマリの情報

 

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韓国の警察は、ジョニー・ソマリ(以下、ソマリ)を暴行罪とコンビニへの業務妨害、薬物使用で事件化しようとしていると韓国では報じられていましたが、暴行が誰に対するものかやっとわかりました。

10月26日に、ソマリは殴られているのですが、ソマリとその仲間たちは、殴った男には手を出さず、ソマリはその様子を撮影していたおそらく米人の女性YouTuberに食ってかかり、手を叩いてスマホを落とし、また、出演している女性(こっちがYouTuberか)に、ソマリの仲間が酒を吹きかけています。日本と同じく、どちらも暴行罪に該当でしょう。

映像があるので、とっとと捕まえればいいのですが、被害届を出させるのに手間取っているのか、軽微な犯罪なので、これでどこまで持っていけるのか、国外での薬物仕様で逮捕した前例があるのか、これらで国外退去処分にできるのかを検討しているのかも。

もうひとつ、気になっていたことがありまして、ソマリが日本にいる時に、韓国人YouTuberが同行していたことがあったと記憶しています。韓国でも同行しているのではなかろうかと思ったのですが、namu.wikiにそいつと思われる人物のことが出てました。想像を超える危険人物でした(namu.wikiはWikipediaより主観的記述が多く、精度が低いので、これもどこまで事実かわからんですが)。

米国育ちの韓国籍で、精神病院に入院していたことがあり、武器の不法所持で懲役3年の刑に服してます。出所後、韓国に強制送還されました。強制送還になったのは懲役刑のためだけでなく、ネオナチの活動をしていたためのようです。届出をせずに、護身用のピストルを所持していただけでは懲役3年にはならないでしょうから、小学校を襲撃するために小銃や手榴弾を用意していたのかも。ああいう事件は、ヒトラーかぶれがやることがよくありますから。

今回ソマリは、彼の家を訪ねたところも配信しており、これで家の場所が判明し、こいつも叩かれまくっているようです。

 

 

ジョニー・ソマリは韓国人を刺激するツボを知っている

 

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他にも、今まで知らなかった事実が韓国で明らかにされていて、テレビや新聞までを巻き込んで、日本滞在時以上に大きな騒動になっている印象です。

メディアが大きく取り上げることで、それに反応する人々を生み出し、ソマリやその仲間をとらえると視聴者が増えるというので、YouTuberたちが群がってきて、また騒ぎが大きくなって、メディアのネタになるという循環になってます。

その結果、ソマリを殴った人物が出てくると、「私刑(リンチ)はよくない」「暴力はいけない」とキャスターは断罪してますが、「あんたたちが煽った結果だろ」と突っ込まないではいられない。

実際、そういう主張をしている人たちやメディアが増大しているように、過剰な法の適用や不要な法の制定を招き、「オレならもっとうまくやってやる」との模倣犯を生み出すなどのリスクがありますから、「果たしてどうなんか」との疑問もありますし、「ソマリは日本の代弁者として振る舞っている」とのイメージ作りもなされています。

ソマリは、日本でもそうしていたように、ただただその地の人々が嫌がることをやっているだけですが、韓国では、少女像にキスをし、日本や中国をトップとし、韓国は50位くらいと評価しながら、旭日旗を見せていましたから、韓国人がどこに反応するかをよくとらえていると言えましょう。

 

 

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