松沢呉一のビバノン・ライフ

示談以降、Z子さんが初めて重い口を開く—今月の「月刊 生き違い新聞」は2月7日(金)です-(松沢呉一)-(無料記事)

 

第一部のゲストはにせぽよ

 

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1月は「月刊 生き違い新聞」を休みましたが、2月はやります。来週金曜日です

 

 

福田君と私だと、死んだ人の話や死んだネズミの話で盛り上がって終わるだけなので、今回は初のゲストが登場。にせぽよも私らの同類なので、あんまりノリは変わらんと思いますが、街録chに出たら、129万再生回数ですよ。私らの比ではない人気者。以来、にせぽよには敬語です。

 

 

ここではよそ行きの顔ですが、普段はもっとのほほんとしたオモロいヤツです。この日は普段の彼女をお楽しみいただけようかと思います。ほっとくと、受けを狙ってリストカットを始めるので、それは阻止せねば。私は血が苦手なわけではないのですが、目の前でザクザク切られるのは苦手です。

 

 

第二部はZ子さんが語る示談の実際

 

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今回は二部構成で、第二部は示談書についてのZ子さんの告白です。

性的トラブルの示談なんて、ほとんどの人は一生当事者になることはないでしょうし、身の回りで起きることもまずないでしょう。よーく思い出してみると、四半世紀ほど前に、痴漢されてその場で捕まえて、地盤金を払わせたのがいましたが、私の知っている範囲ではそのくらいだと思ってました。

しかし、先週、このことを考えていて、「あれ? ほんの数年前にもあったな」と思い出し、すぐに福田君に電話して、「あの話をやろう」と提案しました。

なんで私らはこんな大事なことを忘れていたのかといえば、このことを繰り返し話し、原稿にしていたら、記憶が強化されますが、それが一切なかったので、きれいに消去されてました。

その始まりは福田君からの電話でした。「Z子さんが—」と。そこから、何度か電話で相談に乗って、示談に至りました。これでひと段落というので、彼女と福田君と私で慰労会めいた軽い食事会をしました。その前も後も私は誰にもこのことを話してません。

示談書は相手側の代理人である弁護士が作成したもので、口外禁止条項が入ってました。それ以前に「事件」の内容を聞いてましたから、私がどこかでくっちゃべったり、書いたりしたところで禁止条項違反にはならないのですが、私が漏らすことで彼女が疑われて揉めたくはない。また、相手としても、弁護士を立てて、示談金を支払った以上、第三者にとやかく言われたくはないでしょう。

相手の男とは福田君も私も面識はなく、同情もないですが、社会のルールとして、示談が成立して以降、例えば家庭内の、あるいは職業上の制裁が加えられるべきではないとの当然の判断が働いたということもあります。福田君も彼女も同じであり、私は福田君とも彼女とも、食事会以降一切このことを話していません。

そのまんま忘れてしまったってわけです。

今回も、その相手を糾弾することが目的ではなく、引き続き、内容については語れないのですが、中居正広の件で、示談が無効化しかねないので、改めて示談について考える趣旨です。

なお、Z子さんはフジテレビのアナウンサーではなく、相手は中居正広でも松本人志でもフジテレビのプロデューサーでもありません。

✴︎にせぽよのタトゥ(のほんの一部)

 

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