『AI探偵』 AIブームがやってきた。どこに? 駄目映画の世界に!猫も杓子もAIの大賑わい
→公式サイトより
『AI探偵』
監督・脚本・編集 千葉誠治
撮影 田邉顕司 吉田淳志
音楽 諸橋邦行
出演 荒牧慶彦、石原壮馬、溝口琢矢、大平峻也、滝口幸広、堀内賢雄、白石れい
AIブームがやってきた。どこに? 駄目映画の世界に! AI、ディープラーニング、シンギュラリティとかまびすしい昨今、そういう流行り物はただちにためらいなく取り入れるエクスプロイテーション映画の世界でもさっそく猫も杓子もAIの大賑わい。本作は『シュウカツ』、『WORKSHOP』とイケメンの出てくる低予算映画ならおまかせ……になってしまった千葉誠治監督作品。今回も『刀剣乱舞』の舞台で人気という2.5次元俳優荒牧慶彦を筆頭に若手イケメンを揃え、あとは謎のAI(スマートスピーカーみたいなもの)を入れて推理ドラマのはじまり、はじまり~
ep.1 AI探偵登場
すべての設定を発声して説明せずにおれない鍵山公彦(荒牧慶彦)は、父が行方不明になったとの報を受け、留学先のアメリカから帰ってくる。一年分の家賃を先払いしている父の部屋に居候して行方を探すことにした公彦。大家は何やら管理人室に届いていたという小包を持ってくる。開けると出てきたのはタンブラーのような金属物体。充電すると喋りだすAIアシスタントなのだった。やたらと横柄な口調は公彦が「『ご主人さま』とか気持ち悪いから」と言ったせいなのだが、何か言うたびに公彦が「それ、いちばん丁寧な表現だとなんて言うんだ?」って問いかけてくりかえさせるのは、いくら時間を引き伸ばしたかったんだとしても、たいがいさあ! 公彦はAIにアイス(堀内賢雄)と名前をつける。と、そこへやってきたのが幼馴染で小学校時代推理クイズで競った仲(公彦の99勝無敗)である志威志(こころざし・つよし 滝口幸広)。父親のあとをついで大手探偵事務所の経営者になった志は、自社でやるまでもない小さな仕事は公彦の父に回していたのだという。父にやらせるはずだった仕事をやれ、と無理矢理公彦に押し付ける志。
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