『縁側ラヴァーズ2』 ますます終末感ただよう2.5次元業界。今度も若いイケメンが縁側でイチャイチャします……って在庫一斉セールかよ!
→公式サイトより
『縁側ラヴァーズ2』
監督・脚本 今野恭成
撮影 葛西幸祐
音楽 pachi
出演 日向野祥、瀬戸啓太、中尾拳也、岡野陽一、咲希、樋谷怜穏、日向丈、温水洋一、堤もね
……というわけで前作から間を置かずに登場したのが『縁側ラヴァーズ』の続編。今度も若いイケメンが縁側でイチャイチャします……って在庫一斉セールかよ! ますます終末感ただよう2.5次元業界。『縁側ラヴァーズ』の続編ではあるが物語的なつながりは特になし。要は『縁側ラヴァーズ』の佐々木たちが引っ越していったあと、新たに入ってきたイケメンたちがくりひろげるドタバタというわけだ。てことはこれ永遠に続けられるんじゃね!?と恐怖に駆られたがもちろんそんなことはなく、たまたま一軒家を(一週間ばかり?)借りられることになったので二本撮りでシリーズをでっちあげてみたって感じか。
さて、今回岡野の家にやってくるのは映画監督の萩原(日向野祥)、ホテルマンの石橋(瀬戸啓太)、無職の朝倉(中尾拳也)の三人。萩原はアイドル主演でモンスター・パニック映画『キング・ジュゴン』(「汚染水と魚たちの恨みと港町の少女の悲しみがひとつになって……」)を作る予定ですでに着ぐるみまでこしらえていたのだが、当のアイドルが「怪獣映画なんてダサい。Jホラーじゃないと」と言い出し、プロデューサーに因果を含まされて二週間でホラー映画の脚本を書くことになる。タイトルは『禁句・呪言』と変え、舞台は……そうだ日本家屋があるじゃないか! というわけで港町のホテルで働くことになった友人・石橋が借りた家に居候を決めこむ。
一方、石橋はさっそく引っ越した家で「ここ俺の部屋な」と部屋を確保。障子に「ノックすること」と書いて個室にしようとするのだが、無視してズカズカ通り抜ける朝倉に怒り心頭……って日本家屋で個室は無理だっつーの。そんなにプライバシー確保にうるさい人間がなんでシェアハウスなんかしようと思いたったのか。実は後半で明かされるのだが石橋は人に触れられるのが嫌いなのだという(「潔癖症」という言葉はなぜか使われない)。ならなおさら共同生活とか嫌いそうなんですけど?
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