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2023.05.10
全国各地で歴史の書き換えが進行している。侵略戦争の罪過を刻み、アジアとの友好を誓うための記念碑などが、排外主義グループの行動により撤去されているのだ。 いま、そうした各地の「歴史否定の現場」を私…
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2023.03.29
■「誤報」や「名誉毀損記事」の取材手法 池に投げ込まれた石を拾わずに、水面に浮かんだ波紋だけを寄せ集めて記事を書いた。 ずぶ濡れになったとしても底に沈んだ石を取りに行くのが記者の仕事ではないの…
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2023.03.15
『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社 知恵の森文庫・未来ライブラリー) 安田浩一 著 日本経済にとって、外国人労働者は都合の良い存在であり続けた。企業の繁栄を支え、あるいは不況企業の延命…
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2023.02.22
子ども時代の一時期、雪国に住んでいました。かまくらで知られる秋田県の横手市です。冬の間、雪だるまは、ぼくにとって生活の一部でもありました。引っ込み思案で友達も少なかったぼくは、雪が積もると、弟と一…
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2023.01.28
晩年は「愛国者」なる存在に疑念を持っていた。ナショナリズムにも懐疑的だった。そのために右翼陣営から攻撃を受けることも少なくなかった。 鈴木邦男さん──「国」のあり方を独自の視点で問い続けた「活動…
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2023.01.24
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2023.01.20
成田悠輔氏(イェール大学アシスタント・プロフェッサー)の「高齢者は集団自決すれば良い」という発言が批判を浴びている。 どこまで本気なのかはわからない。少子高齢化社会における福祉の限界を示唆した物…
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2023.01.18
′ 柳春菜さん(本人提供) 天神(福岡市中央区)のカフェで柳春菜(ゆうはるな)さんと会った。3年ぶりだった。 約束の時間に遅れたことを詫びる私に「問題ないですよう」と答えた柳さんの口調は、な…
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2022.12.31
またひとり、戦争の生き証人が消えた。 藤本安馬さんが亡くなったのは12月11日。96歳だった。 藤本さんは少年時代に大久野島(広島県)にあった旧陸軍の毒ガス製造工場で働いた。その経験を語り継…