【無料記事・超速報】「反差別議員」有田芳生、当選! 喜びに沸く祝賀会場から最速インタビュー!
20時6分、いきなり「当確」が飛び込んできた。
有田芳生、参議院二期目に進むことが決まった。
約100人のサポーターの集まる渋谷区内の会場に有田氏が姿を見せたのは、当選確実の報せから20分が過ぎた頃。クラッカーの洗礼を受けながら会場入りした。
国会議員として「反差別」の先頭に立ってきた有田氏の姿に、わたしも感慨を深くした。新大久保や川崎の路上で、ジュネーブの国連本部で、有田氏はいつも闘っていた。静かに腕組みしながら、時には腕をぶんぶん振り回しながら闘っていた。
そのたびに激しい批判と中傷の嵐にも見舞われてきた。
それでもけっして後退することなく、ヘイトスピーチ根絶の最前線に立ち続けてきた。
今回の選挙戦は、反ヘイト、反差別の隊列で共に立ち続けた仲間たちと闘った。
喜びに沸く祝賀会場の現場から、歓喜の声を伝える。
有田芳生氏の当選挨拶
こんなに早く当確が出るとは思いませんでした。
厳しい戦いでした。実際、マスコミの多くからも、そうした声を聞いてきました。
まずは応援、支援してくださった人々にお礼を申し上げたい。
何よりも選挙前から支援くださり、現場で共に汗を流し、悲しいことも苦しいことも一緒に過ごしてきた全国の人々に感謝申し上げます。
厳しいという声はずっと聴き続けてきましたが、一方で、負けるはずがない、負けてはいけないのだという思いもありました。
6年前の選挙と比較しても、たくさんの人々に支援をいただきました。6年前は孤立無縁だった。今回は全国の人々が、思いを同じくする人々が一緒に闘ってくれました。
本当に嬉しい。そして、責任を感じています。
全国各地で、たくさんの人が有田芳生を守ってくれた。支えてくれました。
社会を変えるために87歳まで闘い、先月に亡くなったばかりの母への想いも込めて……
みなさん、本当にありがとう!
以下、私からの質問。
──自信はあったのか?
「昨日もマスコミから厳しい戦況を伝えられていました。しかし、これだけ多くの人に支えられていたのだから、負けるわけがないと信じてきました」
──ヘイトスピーチの問題は有田さんが牽引してきた。今後は?
「ヘイトスピーチ解消法の成立がゴールではない。まだまだブラッシュアップしていく」
──これからの6年間で一番にやりたいことは?
「とにかく人種差別禁止法の制定に向けて、さらに動いていく。そしてずっと関わってきた拉致問題。この問題、どうしても解決させたいんです。被害者を取り戻したい。まだ道半ばです。休む暇はないと覚悟しています」