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NPBを目指し準硬式から独立リーグへ 中京大準硬式 道崎亮太 投手インタビュー

準硬式にすごい投手がいる。そんな話題性のもと、NPBのドラフト前にはプロ志望届も提出し、注目を浴びた中京大学の道崎投手。残念ながらNPBから指名はかからず、その後、独立リーグの富山GRNサンダーバーズからドラフト指名を受けたというニュースがありました。
そのあたりの経緯など聞けたらとお話を伺いました。

※プロフィール

道崎亮太(みちざき・りょうた)投手 

中京大学準硬式野球部の4年生。
田原市出身。小学校3年生から野球を始め、中学では田原東部中学の野球部にて活躍。MAX132kmを中学の時に投げていたこともあって、東邦高校から誘われて進学することに。2019年の選抜大会では甲子園のマウンドも経験。東邦では現中日の石川昂弥とチームメート。ただ高校での公式戦はこの選抜での1イニングのみとなり、進学では恩師の森田監督の薦めもあり、中京大学の準硬式へ。
中京大の準硬式では2年生から頭角を現し、MAX147kmもマーク。ひそかに話題となる中、4年生の春のリーグ戦では複数のNPBのスカウトが視察をするまでの投手へと成長。
プロ志望届を提出するも、NPBは指名漏れ。日本海リーグの富山GRNサンダーバーズから指名されて、来年は独立リーグに進む予定。

17683km MAX147km 持ち球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォーク

※道崎亮太投手の「崎」は、正しくは「たつざき」です

 

-ご無沙汰しております(筆者は以前に別の取材に同行してお会いした経験あり)。独立リーグへ進むというニュースを見まして、今の心境や経緯など伺えたらと思います。よろしくお願いします。

お久しぶりです。よろしくお願いします。

-大学の準硬式は夏に引退。それ以降はどうしていましたか?

引退後は硬式のボールを使って、チームの練習に参加しています。キャッチボールをして、立ち投げをして、たまにブルペンに入るという感じで。毎日ではなく、自分のペースで練習をしています。

-硬式の方がボールは重いと聞きますが、感触にはだいぶ慣れましたか?

慣れました。高校時代には普通に扱っていましたし。投げだしたら硬式の方が投げやすいと感じています。

-硬式とどちらの方がスピードが出やすいとかはありますか?

そんなに変わらないかと思います。硬式で社会人の練習参加をした際に144kmも出ましたし。

-社会人の練習参加はいつくらいに行われましたか?

6月ですね。

-大学4年生は普通就職活動とか行うと思いますが、道崎君は就職活動をしましたか?

全くしていないです。プロ一本と思ってからは、そこを目指して取り組んできました。

-準硬式は夏で引退。秋のリーグ戦に投げたいという思いはありましたか?

そこは正直ありました。監督さんにも相談はしましたが・・・。チーム事情や慣例もあって難しいと言われてあきらめました。

-自分のところにも知り合いのスカウトさんから「道崎投手って投げてないみたいだけど、故障でもしているの?」という問い合わせがありました。

アピールしたかったですね。それでどうなったかは分からないですけど。

-実際にNPBを意識したのはどのタイミングでしたか?

今年の春のリーグ戦で、NPBのスカウトさんがたくさん見に来た時。割と直近です。

-それまでは意識していなかったですか?

それまでは硬式で社会人とか、軟式も含めて野球で就職できたらいいな、と思う程度でした。

-大学に入った頃からそれは思っていましたか?

野球で就職などを考えたのは147kmを出した、大学2年秋のブロック代表戦の時です。それでもちょっと思ったくらい。

NPBのドラフト会議は1026日でした。指名の可能性はあるかと思っていましたか?

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