愛知野球通信+

“プラストレーナーズ”というトレーニング施設にお邪魔してきました。

12月某日、“プラストレーナーズ”というトレーニング施設にお邪魔してきました。

選手個人を対象にしたパーソナルトレーニングには以前から興味があって、一度どんな指導をしているのか見てみたい、と個人的に思っていました。

代表の伊藤孝信さん

プラストレーナーズの伊藤孝信さんとはX(旧ツイッター)で以前からつながっていて、直接ご挨拶などはしたことが無かったのですが、同じ愛知高校出身ということは存じていて、勝手に親近感を持っていました。

そこでDMで取材させてほしいとご依頼したところ、快く受けていただいたので、先日、天白区にある施設を訪問いたしました。

外観。きれいな施設です。

〇プラストレーナーズとは

普通のトレーニングジムと違い、身体を鍛えるだけでなく、治療×トレーニングで身体能力を上げる、ということを行います。

例えば、スポーツ、野球をしていると、慢性的な痛みが発生することがあります。もちろん何か要因があって痛みは発生するわけですが、その原因を見つけるために接骨院などに行って、一旦解消しても、根本的に改善していないため、再び痛みが発生する。そういうケースはかなりあります。
プラストレーナーズは、一人一人に専属スポーツトレーナーとして、その選手にあった治療を施しつつ、その痛みが発生した動きも改善していこう、というのが出来る施設、ということです。
また一人一人にパーソナルトレーニングを行うために、その選手のコンディションにあわせてのトレーニングも行えます。

NPBに進んだ選手もこの施設を使っていた事例もあり、今年で12年目を迎え、実績も豊富な方に教えていただけます。

プラストレーナーズを利用した方々のユニフォーム

野球選手だけじゃなく、フィギュアスケートの選手やゴルフの選手、様々な選手が通って指導を受けています。

 〇伊藤トレーナーに特徴を伺う

お邪魔した日は社会人硬式クラブチーム「ベースボールワン・ブリッツ」の2人の投手がトレーニングを行っていて、約2時間、様々なトレーニングに励んでいました。
その様子を見つつ、伊藤トレーナーのお話を伺いました。

伊藤トレーナーは元々、鍼灸師を目指して明治鍼灸大学鍼灸学部に行き、その後、名古屋スポーツクリニックにて勤務されていました。そこで様々な方の治療に向き合ったそうですが、「そこだと、治療したところで終わってしまうんですよね。本当はトレーニングの見直しなどでも関わっていきたいのですが、それをするには名古屋スポーツクリニックにいては難しい。それもあって2012年に独立、開業しました」。
来店される方は怪我がきっかけで、という方がほとんどとのことですが、「これまでのつながりや評判を聞いて来店される方も多い」そうです。
色々な選手が来るそうで、小学生から大学生・社会人まで、競技も様々。
基本は1人のセッションで1時間。11で行うそうです。
怪我の予防という部分も大きく、ウエイトトレーニングもありますが、重さを増やすというよりは、動きの改善や体幹の強化に力を入れているとのこと。

〇具体的なトレーニング内容 

この日来店していたベースボールワン・ブリッツの池将太投手(同朋-星城大 27歳)が実施していたトレーニングの内容について伺いました。

都市対抗2次予選で力投する池投手(ベースボールワン・ブリッツ)

「池投手の場合は元々腕の振りが極端に速く、全身の瞬発力も高いのですが、投球フォームの中での並進運動が苦手。
そこを改善するために様々な取り組みをしていますが、今回はレッドコード(天井から吊るしてある赤いロープ)を使って内転筋を使った並進運動のためのトレーニングを実施。
十分に筋力はあるが、それを投球フォームに並進動作を落とし込めていないことが原因と考えているので、負荷をかけながら感覚をつかんでもらうイメージで行っています。
また、その後に腕立て伏せの姿勢で行っていたメニューは、体幹安定性の向上と、肩・肩甲骨・胸郭の安定性と連動性強化を目的にしています。体幹が安定することで腕振りの速さをさらに活かせるようになりますし、パフォーマンスアップにも繋がりますが、肩肘の故障を防ぐ目的もあります。」

動きを確認しながらトレーニングを進める。

 こういったメニューが無数にあるそうで、「その選手にあったメニューを考えて指導していきます」とのこと。

 池投手が通い始めたころ(9年前)はとても線が細く非力な投手だったそうです。その中で全身的なフィジカル強化に着手。基本的なウエイトトレーニングはメニューをアドバイスしながら大学やジムで実施。食事や栄養についても意見交換しながら改善につとめてきました。その中で上半身は特に「見違えるようになった」。
大学生の頃に肩の故障で投げられない時期もありましたが、肩のリハビリを中心に、フォームの中で胸郭と肩甲骨の使い方を修正して復帰に繋げたこともありました。
今年もベースボールワン・ブリッツのエース格として活躍。チームの都市対抗2次予選進出に貢献しました。クラブチームの選手ながら140km中盤から後半を投げ、本人は今後「150kmを投げたい」と語っていました。

 もう長いこと通っているそうで、伊藤トレーナーいわく「放っておいてもどこを鍛えるべきかメニューも分かって実践してくれるから楽です(笑)」とのことでしたが、そういう風に自分で理解しているかどうかも選手として大きく差が出る部分ですよね。

 トレーニングの仕方が分からない、なかなか思ったように伸びてこない、もっと成長したい。こういった悩みや向上心に対し、プラストレーナーズはそれぞれの年代や状態にあった指導をしていくとのことです。

興味がある方は是非ホームページをご覧くださいませ。

 ホームページはこちら

〒468-0056
名古屋市天白区島田5-501-4
TEL:052-842-8499
営業時間 14:00~21:00
定休日:不定休 (MAP

 

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