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2023年の試合観戦ふりかえり 私的ベストバウト発表

2023年の試合観戦ふりかえり

試合数データ
内訳(昨年数)
高校野球 132(130)
大学野球 95(90)
社会人野球 64(61)
大学社会人 18(17)
準硬式大学 11(14)
中学野球 5(7)
独立リーグ 0(3)
軟式社会人 55(34)
プロ野球 2(5)
プロ野球2軍 1(2)
女子硬式野球 0(2)
学童野球 5(1)
マスターズ甲子園 2(0)

計390(366)

過去最多の観戦数更新。ほぼMAXの数字かなぁと個人的には思います。ただ毎年そう思っているんですが・・・。
軟式社会人が大幅に増加。それ以外はほぼ微増という感じでした。大体同じスケジュールで動いている証拠かも。

印象に残った試合
◇高校野球

4月22日 至学館3X-2豊橋商

豊橋商の2年生のレベルの高さをまざまざと見せつけられた試合。至学館がここまで苦戦させられるとは思いませんでした。

4月29日 享栄7-2大府

大府はプロから注目された林投手が先発。将来性の高さを感じる投手ですが、その片鱗を見せてくれた一戦。東松投手もリリーフでマウンドに上がり147kmをマーク。自分が見た中では一番よかったかも。

4月29日 愛知啓成4-2安城南(延長10回タイブレーク)

愛知啓成が圧倒するかと思いきや、安城南が大健闘。タイブレークに持ち込みました。プロ注目の清水投手を引っ張り出して、スカウトさんも喜んでいたのも印象的でした。

7月9日 名古屋工2-0安城

名古屋工の椎野投手に注目して観戦。安城相手に見事な投球で勝ち切ったのが印象的でした。上でも見たいですね。

7月15日 岡崎工科5-4松蔭(延長10回タイブレーク)

松蔭が土壇場で3点ビハインドを追いついてタイブレークに。これだけ戦えたことに感動しました。

7月16日 愛工大名電5-4大府

愛工大名電はあわや敗戦、という試合でした。1塁手がベースを踏めていれば・・・。私学4強を破るのは難しいんだな、と実感した試合。

7月16日 愛知啓成6X-5小牧南(延長11回タイブレーク)

小牧南の9回表の同点劇は奇跡だと思いました。こういうことがあるから野球観戦はやめられない、と。

7月17日 中部大第一3-1安城南

安城南の健闘が光った試合。中部大第一は苦しい試合でした。公立が私学を倒すにはこういう試合という見本のような試合でした。

7月21日 享栄3-0愛産大工

享栄の東松投手、愛産大工の天野投手。左右のドラフト候補が投げ合う注目の一戦でした。スカウトさんも多く集まっていました。

8月14日 向陽7-6旭丘

旭丘の井戸田投手が評判通りの投手。それを終盤ひっくり返した向陽のチーム力。1次予選とは思えないレベルの高い試合でした。

8月16日 豊橋中央3-2豊橋商

新チームの豊橋商は強いと思っていたので、豊橋中央とどういう試合を見せるか注目でした。押していたのは豊橋商。この試合を勝った豊橋中央は県3位まで行ったことを考えると、ターニングポイントの試合になりました。

8月18日 安城東10-3猿投農林(8回コールド)

単純に猿投農林は18年の観戦人生で見たことがなかったチーム。それで行った試合で感動がありました。選手も9人ぎりぎりのチームでしたが、安城東に堂々の戦い。感動でした。

9月17日 愛産大工5X-4中京大中京(延長11回タイブレーク)

愛産大工は継投、中京大中京は中井投手が投げ続けてタイブレークに。中京大中京が継投出来ていればもっと違った気もしますが・・・。愛産大工の投手陣のレベルの高さにも驚いた試合でした。

10月1日 豊橋中央9-7小牧南

3位決定戦。豊橋中央が4回表で8点リードしたがそこから小牧南が猛反撃。最後まで分からない試合にしたのはお見事でした。

10月28日 豊川6X-5宇治山田商

東海大会の準決勝。豊川は勝利が求められる中で、苦しい展開。それでも終盤にひっくり返しての逆転サヨナラ勝ち。モイセエフ選手のスター性も光った一戦でした。

◇大学野球

3月12日 愛工大2-1ヤマハ

大学社会人の対抗戦。愛工大がヤマハに勝ったというのもすごかったですが、愛工大の中村投手の圧巻の投球のインパクトがすごかった。1イニングとはいえ全球150km以上。社会人を圧倒という投球が見事でした。

4月12日 中京大2-1日福大

準硬式の一戦。中京大の道崎投手目当てに6球団のスカウトが来場。そこで、上々のパフォーマンスを発揮した道崎投手の投球が素晴らしかったのと、ほっとしたので印象深かったですね。

5月5日 中部学院大5-4岐阜協立大(延長12回タイブレーク)

中部学院大は首位を走るも、一つでも負けると分からなくなる中、タイブレークにもつれる大苦戦。タイブレーク3イニング目で決着となりました。ここを勝てたのが大きかったと個人的には感じた一戦。

6月5日 中部学院大12-9日本文理大(延長11回タイブレーク)

中部学院大は負けゲームを終盤追いついてタイブレークに。苦しい試合を取って全日本初勝利を飾りました。全日本では次も勝ってベスト8入り。

8月9日 トヨタ自動車10-3皇学館大(8回コールド)

正直トヨタ自動車相手では皇學館大では苦しいと思っていたら、8回表まで3-5と善戦。江南投手や村田選手の活躍も光りました。

9月25日 愛工大3-2中部大(延長11回タイブレーク)

愛工大の中村投手、中部大の津波投手の投げ合いが最後まですごい試合でした。中村投手は11回にも150kmをマーク。改めて化け物だと感じさせてくれました。

10月10日 中部学院大2-1岐阜聖徳学園大

同率で迎えた1回戦。中部学院大は北田投手が故障で降板したものの、冷水投手が救世主に。中部学院大の層の厚さを見せつけた1戦でした。

10月17日 亜細亜大3-2國學院大(延長10回タイブレーク)

亜細亜大の草加投手、國學院第の武内投手。両方のドラ1投手の投げ合いが見れてうれしかった。

◇社会人野球

5月25日 和合病院3-2フタバ産業

軟式社会人、国体の愛知代表を掛けた一戦。今年の県を代表するチーム同士の一戦となりました。和合病院は今年公式戦、オープン戦含めて全勝だったそうですが、最も苦しんだ試合だったかもですね。

5月26日 王子3X-2ホンダ鈴鹿

都市対抗2次予選の第1トーナメント。ベスト4を掛けた一戦はプロの進むことになるホンダ鈴鹿の森田投手と王子の高島投手の投げ合いでした。お互いに降板後に決着でしたが、チームとしては明暗を分けた試合に。

5月26日 西濃運輸6X-5JR東海

西濃運輸はJABA静岡大会で大敗。そこから立て直してベー杯ではベスト4に入りました。ただ、投手陣は苦しく半信半疑。この試合でも苦しかったが、8回9回でひっくり返して勢いに乗った形に。一方JR東海はここを落として苦しい1年になっていった印象です。

6月8日 王子5X-4西濃運輸(延長10回タイブレーク)

第4代表決定戦らしく、競った試合に。王子は4年ぶりの代表の座を勝ち取りました。湯浅監督の声を詰まらせたインタビューが印象深かったです。

6月9日 西濃運輸3-2東海理化

西濃運輸としても崖っぷちには行きたくない第5代表決定戦で、最後8回に逆転勝ち。佐伯監督の手腕が光った試合でした。

6月10日 東海理化4-1日本製鉄東海REX

東海理化は12年ぶりの代表の座がかかった試合でしたが躍動。若手の成長もあって地力が一段上がった試合に感じました。この勢いで臨んだ本戦でベスト8入り。旋風を巻き起こしました。

9月20日 西濃運輸5X-4東海理化

8回表まで3-0で東海理化がリード。ここから追いついて、最後ひっくり返した西濃運輸の底力がすごかった。東海理化も強い1年でしたし、それを象徴とする試合だった印象。

10月3日 ニデック3X-2三京アムコ

躍進した三京アムコが勝つかなと思ったら最後にニデックが逆転サヨナラ2ランでうっちゃった試合。野球の怖さを感じました。

10月3日 ニデック7X-6フタバ産業(延長10回)

ニデックが直前の試合の勢いは消えておらず、9回裏の土壇場で同点。延長10回にサヨナラ勝ち。勢いってすごいなと実感した試合でした。

総評

ベストバウトはやはり高校野球の夏の大会、愛工大名電-大府でしょうか。
夏の3連覇を達成した愛工大名電。最も苦しんだ試合といっても過言ではないと思います。実際あとアウト1つまで追い込まれていましたし、大府が上手く守っていたら負けていましたから。そこからひっくり返すところもすごかったですし。愛知啓成-小牧南も捨てがたいですけど。これも小牧南が起こした奇跡がすごかった。
タイブレークが当たり前になってきて、そこでのドラマも起こるようになってきています。
各チームの対策も顕著ですし、どうタイブレークを攻略するかもこれからの野球には必要になってきそうです。
大学野球では中部学院大、社会人では西濃運輸が印象に残った1年でした。
来年はどんな試合に巡り合うか、今から楽しみです。

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