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パナソニックインダストリー春日井-フタバ産業 観戦記(2024年国スポ軟式野球愛知県大会)

5月9日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第1試合、パナソニックインダストリー春日井-フタバ産業の観戦記です。
フタバ産業は元プロ野球選手、伊藤康祐選手(元中日)と山本一輝投手(元巨人)の2名が3月に加入。初の公式戦を迎えました。
両選手とも出場したので、その動きに注目して観戦しました。

パナソニックインダストリー春日井
0000000|0 H4 E0
5000101|7 H9 E2
フタバ産業
(7回コールド)

パナ春日井
福野(16)、荒井(19)-仙石
フタバ産業
安冨(18)、山本(14)、花城(13)-小見山

投手成績
パナ春日井
福野佑亮(羽島北-愛知大) 1回 38球 被安打6 四球0 三振0 失点5

荒井大地 5回0/3 94球 被安打3 四球3 三振5 失点2

フタバ産業
安冨裕生(尾道商-関西国際大 2年目) 4回 77球 被安打3 四球3 三振4 失点0

山本一輝 2回 43球 被安打1 四球2 三振3 失点0

花城武冶(浦添商-岐阜経済大 6年目) 1回 8球 被安打0 四球0 三振0 失点0

(出場選手)

パナ春日井
4柴山(2) 6山守(6) 5加藤(5) 9川良(9) 7東郷(13) 8赤野(10) D井戸(14) 2仙石(1) 3西迫(29)

フタバ産業
8伊藤(2) 6山下(6) 4豊田(10) 3早田(5) D尾西(24) 5服部(1) 9渡邊(8) 2小見山(39) 7戸松(9)

(試合経過)

1回裏、2死3塁から4番早田のタイムリー。5番尾西のタイムリー2ベース。6番服部のタイムリー。2死2,3塁から8番小見山の2点タイムリー3ベース。この回打者9人で5点。5-0
2回裏、ピッチャー交代、荒井。
5回表、ピッチャー交代、山本。
5回裏、2死2塁から6番服部のタイムリー3ベース。6-0
7回表、ピッチャー交代、花城。
7回裏、先頭の豊田がレフトへ高く上げて、風にも乗ってスタンドへ入りコールド成立。フタバ産業が快勝しました。

総評

フタバ産業は伊藤康祐選手が1番センターでスタメン。結果は3打数ノーヒット1四球1盗塁でした。
最初は相手ピッチャーのスピードに合っていない感じがもろに出ていましたが、2打席目以降もなかなかタイミングが合わずに苦しんだ形。それでも四球で出て盗塁を決めたのはさすがでした。

元プロというプレッシャーもあったかな、という感じ。このスタートから慣れていってどういう打撃を見せてくれるかも注目したいですね。

もう一人の元プロ野球、山本一輝投手は5回からマウンドへ。こちらもまだ軟式にアジャストしきれていない感じはありましたが、それでも2イニングで3奪三振はさすが。MAXも142kmをマークしらしさをみせてくれました。今後、大きな戦力になっていきそうです。

フタバ産業としては初回に福野投手を捉えてビッグイニング。最後もホームランでコールドを決めて快勝としました。やはり打線は力ありますね。安冨投手は立ち上がりが不安定でしたが、そこからは徐々に修正。0点に抑えたのは良かった。

パナソニックインダストリー春日井は初回に四球とエラーで無死1,2塁としながら点が取れなかったのが痛かった。でも一時期を思えば戦力はそろってきていますし、ルーキーの荒井投手が好投。希望もみえた一戦でした。

ピックアップ選手

パナソニックインダストリー春日井 荒井 大地 投手(高岡商-朝日大 1年目)

2回からマウンドへ。5回に1点、7回の先頭にホームランを浴びてコールドになったものの、5イニングでヒット3本。2点に抑え好投しました。朝日大では主力で登板していた投手。パナ春日井の大きな戦力になっていきそうですね。

パナソニックインダストリー春日井 仙石 大輔 捕手(帝京可児-福井工大 2年目)

8番捕手で出場。2安打1四球と全打席出塁。長打もあり、打撃の状態が良かった。

フタバ産業 早田 宏遥 内野手(日高中津分校-天理大 5年目)

4番1塁で出場。先制タイムリーを含む2安打。2ベースも1本放ちました。

フタバ産業 山本 一輝 投手(東郷-中京大-巨人 4年目)

5回からマウンドへ。いきなり四球を出しましたが、2イニングを投げて1安打2四球、3奪三振で0点と好投を見せました。MAXは142km。もっと軟式に慣れてくると球威も上がってきそうです。

フタバ産業 服部 真尚 内野手(愛工大名電-関東学院大 6年目)

6番サードで出場。1回にタイムリー、5回にタイムリー3ベースを放ち2打点の活躍でした。

フタバ産業 伊藤 康祐 外野手(中京大中京-中日 7年目)

1番センターで出場。注目される中で打撃ではタイミングが合わずにノーヒット。四球で出た際に盗塁を1つ決めました。これから軟式に慣れていってほしいですね。

フタバ産業柴田監督、伊藤康祐選手、山本一輝投手談話
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